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女王陛下になりました?  作者: 甘木
2.領地の整備を始めました
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4.面談2日目

 今日は徴税長、徴税官と面談である。こころなしか慎二くんが昨日より気合が入っている感じがする。


「今日は私も話をしたいんだけど、駄目かな?」

「駄目という訳ではないけど、どうして?」

「昨日セバスに問いかけた時、最初は日本語で言いかけたでしょ。やっぱり言語は慣れよ。話さないと話せなくなると思うから。」


 慎二くんは少し笑って、

「多分だけどそれはないと思うよ。いきなり聞けたし話せたんだから、慣れとかそういうことじゃないはずさ。でも、話すなら気をつけてね。今日は程度は違っても不正をやってる人たちだから。清廉潔白な人がひとりでも居ればいいなと思っている。」


 最初はジョージ・ダグラス徴税長。話を聞くうちに、メイド長の弟であることがわかった。鑑定でわかっていたから誘導して話させたらしいけど。

 この人は不正をしていないらしい。とりまとめが主な仕事で、直接金に関わっていないから、やりたい気持ちはあるけれど出来ていないのだと鑑定したんだって。


「そんなの、やろうと思えばやる方法はいくらでもあるんだけどね。」

「なにそれ、慎二くんが一番悪党みたいじゃない。」

「俺は方法を考えてもやらないから悪党じゃない。そのネタで小説書いた方が合法的に稼げるからね。」


 次に来たのはブリース・ヘレフォード。清廉潔白な人だったそうだ。今のところ問題ない人が続いている。慎二くんの予想が良い方に外れたね。


 3人目はレスター・モウヴレイ、家令の長男だ。家令の指示で徴税官をやっていて、次期家令を目指していた。父親がセバスチャン・モウヴレイと名乗ったことは知っていたようで、

『セバスチャン・モウヴレイの長子、レスター・モウヴレイです。』

と名乗っていた。最低限の危機管理はできていたね。


 4人目はウオーター・ウエルズ、私に付いているメイドの兄だった。メイドも王宮にいた子たちだし、ここも言わば王室の別邸みたいなものだから、近親者が多いのかしら。商人からいくらか貰っているみたいね。親族らしいから、まあ目こぼし範囲かな。


 5人目はダメ。ジェームス・スコット、襲撃関係者のウォルター・スコットの弟で、悪意に満ちている、んだって。ウォルターが今どうなっているのか聞いていないけど、収監中なのはジェームス・スコットへの鑑定でわかったそう。置いておくにはリスクがあるからクビね。


 他の人たち、みんな小さな不正はやっていたみたい(慎二くん談)だけど、小銭稼ぎレベルで騒ぎ立てるほどではないとのこと。今の状態で小悪を咎めて仕事ができる人を放逐する余裕はないから仕方ない、この先どうするかは別の話、だそうだ。

 オマカセシマス。


 これで放逐するのはジェームス・スコットとその家族だけね。他の家族の中に危険な人がいないことを祈るしかなさそうね。

登場人物

 ジョージ・ダグラス  :徴税長、メイド長の弟

 ブリース・ヘレフォード:徴税官

 レスター・モウヴレイ :徴税官、トマス・モウヴレイ家令の長男

 ウオーター・ウエルズ :徴税官メイド(アン・ウエルズ)の兄

 ジェームス・スコット :徴税官、ウォルター・スコットの弟、クビ

 その他徴税官     :8人

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