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Episode:5 王国

ただでさえ短いのにいつもより短い気がする。


王国に入ったとは言え、都市部に着くまでは永遠と農村部が続く。

ハガネたちがいた森や関所なども遠くに小さく見える。







ハガネは歩く。




ミーアは沈黙する。




作者は悩む。








作者的になにも書くことがない。

松尾芭蕉は農民の家に泊めてもらい、その最中の話を書いていたが、そういえばハガネはテントも雨具も持っていない

どうする気なんだろう。

きっと能力でつくるんだろう。

ああかくことがない。


と、いうことで

カット致します。







数日後、ハガネは王国の最も西の(森は王国の西にあった)街についた。

テントは盗賊が持っていたもので、使われた形跡の無いものを流用した。

運のいいことに雨は降らなかった。

ここは農村からくる食料の集まるところで諸侯の直轄地であり、ここら辺を治める諸侯の所謂お膝元らしい。

名前はハーデルガント。

諸侯の名前がハーデルガント辺境伯だからだ。中心部にはハーデルガント辺境伯の居城と諸侯御用達の教会がある。

教会はアルターナ教という宗教の教会で、これは神聖アルタ教国の国教でもある。


アルタというのは古い言葉で人族(亜人と彼らが呼んでいる地球世界の人間に特殊な部位を付け足したような人種とは区別される特徴のない地球の人類に近い人種)を表し、アルターナは人族の神ということを表している。アルターナ神はこの大陸(この世界ではない)にあった神話に出てくる神であり、本来は神の一柱でしかない。

しかし、アルターナ教は魔法やステータス、スキルを伝えたのはアルターナ神であり、我々人間は全員アルターナ神を敬わなければならないく、人間を助けることのない他の神々は敬う必要はないとしたのだ。

人族の神の偉さを強調する上で人族そのものが上なのではないかとする神学者の説により現在、アルターナ教は人族中心主義に成った。

変化したアルターナ教の教典によると、アルターナ神はアルタつまり人族の神ではなく、人族がアルターナ神の眷族なのだという。


王国国民の多くはアルターナ教徒の人族だが、国教としてアルターナ教を選択してはいない。言及を避けた感じだ。

人族が多いので教国にはいい顔して会えるし、表向きアルターナ教を推進している訳ではないのでアルターナ教と敵対している帝国とも敵対しない。

いまの教国の特産物を帝国に流すという、商人により多くの儲けを出している王国としてはいい対応である。


ハーデルガントの街に入るときにも関所が一応あるがこれは街に入る人間が犯罪者でないか、スパイで無いか、ちゃんと国境の関所を通ったかをチェックするためのものである。

しかし、実際にはそんなものがわかるように入ってくる人間もいないので、形だけのものと言っていい。警備の男も国境の関所の警備の男よりやる気がなさそうだ。


なんの問題も無く関所を抜けると、卸売市場がよく目に付く。

現代の地球世界のように簡単には旅行にはいけないので、観光業より実利的な市場や店が増えるのだろう。こちら版の東方貿易に近い教国と帝国を結ぶ宿場町にはハーデルガントは入っていないこともあるが。


こんな街にも一応冒険者ギルドはあるらしい。


〈冒険者ギルドって実利団体だよな、なんでこんな日本の公共事業みたいなことしてんだ?〉

移動中暇だったので、人としか出来ないという制限を外した念話で、ミーアに話しかける。

『解、辺境伯が大部分のお金を出したようですね。きっと、市場が活性化して儲かるとか言われたのでしょう。』

〈冒険者ギルドは勢力を拡大でき、民衆の支持を得られるからな。〉

ミーアがそれに付け加える。

『付加、それに辺境伯の力を削ぐことに繋がります。事業に金を掛けたのに、税収が増えなかった辺境伯は経済的に苦しくなり税を増やします。すると、民衆の辺境伯の支持が減ります。一方、最初こそ、増税の原因となる冒険者ギルドは支持を失いますが民衆の悩みなどを解決する冒険者ギルドは居るだけで、しだいに支持を得られます。したがって、この地域の冒険者ギルドの影響力が増えます。』


名称の意味は

アルタ 人族

アルターナ 人族の神

アリアータ 王国

ハーデルガント 辺境伯

ーナ 〜の男神

ータ 〜の王

アリア 平らな所

というのを考えていますが、多分もう使わないと思います。


やばいな、交通の便を世界観的に悪く過ぎた気がする。

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