第2章 6 群れって恐ろしい…
…さてと……食べ終わったし…そろそろ行こうかな…。
ふぅーっと伸びをする。
お腹いっぱいになったせいか、少し眠い。そんな眠気を吹っ飛ばす様な光景が目に入った。
スノーゲッコーがいたのだ。
しかも群れ。
……狩りたい所だけど…群れとかは…流石に無理だよ…。
…とりあえず、
戦う
逃げる←
逃げる一択で…。
……ダッシュッ!……。
地面を思いっきり蹴って走る。
その音で気付かれてしまった。スノーゲッコー達が一斉に私の方を見つめて、走り出す。
……oh……キショい…。
スピードをどんどん上げていく。スノーゲッコー達も私に合わせてスピードを上げていく。
……逃げ切れない…。
そう思って、走っていた時のスピードを利用して天井にある氷柱に張り付く。
……冷たい…寒いなぁ……。
下を見ると、スノーゲッコー達が集まって私をガン見している。
……このままじゃ…あのスノーゲッコー達に喰われて死ぬ……。
ただ、生き残る為に策を練る。
生きることへの執着故に策を練る。
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…良いこと思い付いた♪……これが成功すれば、奴らを一網打尽に出来る…。
そう思って、しがみついている氷柱に頭突きを連発している。
結構痛い。
ビシビシと氷柱にヒビが入る。
…ついにこの時が来た!…。
最後にまた氷柱に頭突きをすると、氷柱はついにバキッと音を立てて、地面に向かって落ちていく。
氷柱が落ちてくると予想はしてなかったのか、スノーゲッコー達はポカーンとした顔をしていた。
そして、そのまま氷柱はスノーゲッコーの群れを巻き込んで地面に突き刺さる。
……ふぅ…疲れたー……。
しがみついていた氷柱から飛び降りる。
…地面に落ちてしまう前に別の氷柱に飛び移れて良かったー…。
そう思いつつ、チラッと氷柱を見る。
かなり大きい氷柱に貫かれたモザイクを掛けないとやばいほどの状態のスノーゲッコー達。
……これは食べたくないなぁ…。
そう思いながら、取れそうなスノーゲッコーの死体を回収していく。
合計18体。
……とりあえず…群れに勝ってやったのだーーーーーー!!!…。
…私は強いぞーーーー!…。
「にゃぁぁぁぁぁあ!!」
勝ったことの喜びを噛み締めて叫んだ。
評価、有難うございます!
これからも、氷雪の猫又〜少女の過ごした100年間〜を
宜しくお願いします!




