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ロザリオン  作者: TAMA-RUN
11/13

#11 叫び


 戦いがあった。


砂の大地に荒れ狂う嵐のように

その嵐が過ぎた後


残されたのは

【孤独】

生死を共にした仲間を失い住む場所も無くし


たった独り少女は生きなければならなかった。


「強くなれ」

その言葉のままに生きてきた。


「強くなれ」

何の為に?


「大切な者を守る為に」

守りたい!


もう、失いたくないから


「はるかぁぁーっ!!」

心の底から絞り出すように叫ぶ。


「無駄だ!」

Dr.Tが無情に遮る。


はるかの腕を使いローズを締め上げる


「無駄なもんか・・・!」

「絶対に諦めねぇ!!」


絞められた腕を取り力を込めて言い放つ


傷口から飛び散る血がはるかの頬を伝い流れていく

まるで血の涙を流すように見えるそれはあまりにも痛々しい。


「ならば、一緒に往くが良い!」

残りの3人がそれぞれ刃と化した腕を突き刺す。


「ローズ!離れろ!!」

悲痛なブルーの叫びが響く


だが、その刃はローズではなく

はるかを貫いていた。


「は・・・はるか!?」

はるかはわずかに微笑むだけだった


「ば、ばかな!?」

「既に自分の意識など無い筈!?」

戸惑いを露わにする


「大事な人を・・・」

はるかの表情が変わっていく

それは確かに感情としての表情


「傷付けるなぁぁぁ!!」

絡み付いたコードを引きちぎり吠えるように叫ぶ。


それは、はるかの初めての感情としての叫びでもあった



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