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ロザリオン  作者: TAMA-RUN
10/13

#10 決戦

ワタシは護るもの

惑星ほし

そしてそこに活きるもの逹を護るもの


人は争う


ワタシが護るべきもの【ヒト】

ワタシが壊すべきもの【ヒト】


矛盾


矛盾が生まれた


ワタシは護るもの

惑星をヒトを護るもの


ヒトを護るために惑星を壊す

惑星を護るためにヒトを壊す



解らない・・・

どれが正しい道なのか?


「さぁ!目を覚ませ!!」

ハイメタルが輝きを増す度に

大地が喜びに打ち震えるかのように揺れる。


「バベルの復活だ!」

Dr.Tが叫び機械の血管が脈打つ。


「やらせるかよ!!」

声と共に巨大な鉄塊が

Dr.めがけてぶち当たる。


しかしそれは直ぐに砕け散っていく。


「まだまだまだ!!」

散っていく破片の中から浮かび上がるように

飛び出しながら渾身の力を込めて拳を叩き込む。


「さっさとソレを返しやがれ!!」

輝くハイメタルの中から何かが出てくるのが見える。

やがて、ソレは人の形を成す。


「・・・野郎!」

その中に目的のものを見つけた


「そいつは、オレのもんだ!!」

ヒトガタの右腕には不似合いな

鋼の腕がこれ見よがしに付いていた。


「いいか」

「あいつはオレが引き付ける」

鎖から解き放たれた時に告げられた作戦


「その隙に、嬢ちゃんを助け出せ」

とどのつまりは【囮】


単純ながらも、最も効果的な指示だった。


「邪魔はさせん」

「世界は新たに生まれ変わるのだ!」

Dr.の言葉と共にヒトガタがブルーに襲い掛かる


「なめるなよ・・・!」

繰り出される漣激を、軽くかわしていく


「テメェにその腕は・・・」

一気に距離を詰める


「使いこなせねぇんだよ!!」

渾身の一撃を叩き込むブルー


しかし、その攻撃は通用していないようだった


「はるか・・・」

彼女との想いが浮かぶ

共に笑い、嘆き、歩き続けた日々


それはかけがえの無い【絆】

大切な家族


もう失いたくはない

あの日のような思いは二度とごめんだ・・・


「はるか!!」

隙を突いて、はるかの元へと取り付く


「むぅ!?」

「小癪な真似を!」

彼女と共に無数のケーブルに取り込まれたDr.Tが叫ぶ


「一緒に帰るぞ!!」

懸命に助けようとするローズにブルーが叫ぶ


「そいつの武器を俺によこせ!」

はるかの持つ武器【質転×倒】(しつてんばつとう)


一緒に取り込まれたソレを一気に引き剥がす


「・・・って、重っ!?」

はるかはこんなものを軽々と、ぶん回してたのか

彼女の、強さの理由を知った気がした一瞬であった


何とかソレを、ほうり投げることに成功したローズ

その瞬間わずかに、はるかが反応したかに見えた


ヒトガタの漣激を、かいくぐりそれを手にするブルー

意外にも片手で軽々と振り回す


無機質な攻撃が更に激しさを増す


「返してもらうぜぇ!!」

武器を鎌状の形に変え切り込んでいく

次の瞬間、鋼の腕が宙を舞った


そしてヒトガタは力を失ったかのように崩れ落ちた


「ローズ!」

なおもしがみつくローズに向かい叫ぶ


「後はお前だけだ!」

取り戻した右手を突き出して言う


「お前の大事なものを取り戻せ!!」



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