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「 そういえば、君のことは最初に診察した医師から聞いてるから安心して 」
嗚呼 だから名前のことを知っていたのか
「 君、親は? 」
「 …… 家出中なので 」
「 成程、たまにいるんだよね〜、家出する子 」
「 別に … 」
「 まぁ、どうでもいいけどね〜 」
そう言う神城さんはケラケラと笑っており
少し苛つきを覚える
「 センセ〜? 私は戻ってもいいの〜? 」
「 うん、ありがとね、宇佐美 」
「 は〜い! 」
と宇佐美さんはニコニコしながら病院の中に入って行った
「 それじゃあ 」
「 ? 」
「 診察… は良いか 」
「 めんどくさいし 」
「 ここに着いて説明でもしようか 」
今面倒くさいって…
「 わかりました 」
「 んじゃ〜着いてきて 」
「 はい 」




