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パイレーツ・コード:黄金の落日  作者: beens
第3章:リバタリアの亡霊たち

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21/22

エピローグ:現代。カリブ海、観光客で賑わう海辺のバー。

 一人の若者が、タブレット端末で「歴史上最も奇妙な海賊、スティード・ボネット」の記事を読んでいた。

「結局、彼も黒髭も、この時代には何も残せなかったんだな……」

 若者が溜息をつき、バーカウンターに置かれた古いラム酒のボトルを手に取った。

 そのボトルの裏側、埃を被ったラベルの影に、小さな刻印があることに彼は気づく。

 それは、ペンと剣を交差させた、奇妙な「紳士のドクロ」のマーク。

 そしてその下には、掠れた文字でこう記されていた。

 “THE CODE IS WITHIN YOU(掟は、お前の中にある)”

 若者が顔を上げると、バーのマスターが、どこか見覚えのある「不敵な笑み」を浮かべて、静かにバイオリンを磨いていた。

 ――黄金の落日は、今も誰かの心の中で、昇る時を待っている。

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