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武器売りのおじいさん

投稿が遅れてしまいすみません。できるだけ今までのぶんがまき返せるように頑張りたいです。

 私はいまクラネル王国の門の前までやってきている。周りは大きな城壁で囲められ周りには堀ができておりそこには水が流れている。

 おそらく、敵国が攻めてきても対処できるようにこんな作りになっているのだろう。

 

 私の周りには大勢に人が行き来していて、大きな荷馬車を連れた商人らしき人やこの国の兵が見られた。

 私は迷うことなく王都の中に乗り込んだ。

 

 「へぇ、これがクラネル王国か~」


 私の予想以上にそこは大きなものだった。エスラル王国よりは小さいと聞いていたが、広さはほぼ同じくらいだろう。

 大通りには、八百屋、魚屋、衣服の店など様々なお店立ち並んでいる。中でも魔法使い専門の杖が売っているお店にひかれてしまった。

 

 大体魔法使いというのは、ほとんどのものが攻撃魔法が使えるので剣を用いて魔法を使うのだが、私は少しだけわけが違う。

 初めの旅のころは剣を買うお金なんて持ち合わせていなく、道端で拾った形の良い木の棒で魔法を使っていた。

 今思えばあの時賊に狙われていたらどうなっていただろうか。


 少し話がそれてしまったな、そのあと私はエスラル王国で一応剣を買っていたのだが、昨夜のマキシムとの戦いのときに、重力魔法とともにつぶしてしまったのである。

 まぁ別に剣がなくても私は魔法が使えるのだけれど、もしもの時のために一応剣はほしいというわけなのだ。


 とりあえず、私は王都に入って近くに構えていた魔法使い専門の武器屋に行くことにした。

 

 「こんにちは、武器を探しに来たのだけれど、持ち運びが便利で私のようにかよわい女でも使いこなせるような武器はないかしら」


 私がそこに行くと髭の長い白髪のおじいさんが眠っていた。おそらくここは繁盛していないのだろう。魔法使い専門の武器は剣はなくたいてい杖のようなものしか売っていない、あまり売れないのも無理はないだろう。

 私が話しかけると、そのおじいさんはひさしぶりの客だといわんばかりに笑顔を見せた。


 「ようこそいらしてくれました、お嬢さん。ほとんど客が来ないものですから寝てしまいました。前まではですねこの店も売れていたのですが目の前に剣を売る武器屋ができてからはこっちにまったく人が来なくなりましたので。いやはや、でもこんなきれいなお嬢さんが来てくれるとは。

 あっ失礼しました、お嬢さんにあう杖ですね少々お待ちください」


 寝ていたふりをしてしっかり話は来ているではないか。向かいの店のせいなんだな。向かいにはいかにも貴族そうなぽっちゃりが嬉しそうに接客をしていた。でもなかなかいいおじいさんのように見える、この人なら私にあった杖を探してくれるだろう。別に確信はないのだけれど。

 

 私が心の中でぶつぶつと呟いているうちにおじいさんは杖を見つけていたらしく、私の顔を見ていた。

  

 「あのぅこれはいかかでしょうか、お値段は少しばかり張りますがちょっとやそっとのことでは壊れませんし、魔力のコントロールも簡単にできますよ」


 おじいさんが出してきたのは少し短めの杖でいかにも使いやすそうだった。

 私がそれに決めようと思ったとき、奥の長めの杖が目に入った。特に装飾はなくいたってシンプルな杖に私はひかれてしまった。

 私は昔からシンプルなものが好きなのである。


 「おじいさんその奥にある長めの杖を見せてくれませんか?

 良ければそれがほしいのですが」


 「別にいいですが、ただ固いだけの普通の杖ですよ。お値段は安いですがこちらとしては何分店が繁盛していないので」


 おじいさんが申し訳なさそうにしてそういった。頼んだのは私の方なのに選んでらったあとから他のがいいなんて少しずうずうしいわね。

 それに店が繁盛してないといっていたので、藁にもすがる思いで私にこの杖を売ろうとしていたのだろう。


 「今更ごめんなさい、でもその杖がほしいの。

 代わりと言ってはなんだけど私が今からこの店を繁盛させて見せるわ」


 私はそう言って杖を購入した後、その店の前で向かいで人がたくさんいて繁盛している店に対して少し嫌味を言ってみた。


 「いやぁ、この杖はすごいですね。軽くて使いやすそうだわ、ごっつい剣と比べてね」

 

 私が大きな声でそういうと向かいで剣を物色していた人たちがこっちを振り向いた。いかにも剣が似合わなさそうな人たちだ。

 その声に反応したのか向かいのぽっちゃり店主が私につかかってきた。


 「そんなものが使いやすいわけないだろう、杖なんで古いのだよ」


 「そんなことをおっしゃるなら一度試してみますか?」


 私がそういうとぽっちゃりは人ごみの中から剣を持った大きな人を連れてきた。

 「よかろう、こいつが勝負をしよう。

  (おいお前勝ったら好きな武器をやるぞ)」


 最後の言葉に気合が入ったのかその男は私にとびかかってきた。


 「これでわかりましたか、この店の杖のよさが」


 私は一秒と言わない速さで勝負を決めた。というかもはや勝負になってないような気がする。

 私がそういうと、さっきまで武器を見ていた大勢の人たちがこっちの店にやってきた。


 「おじいさんこれから、頑張ってくださいね」


 「あぁありがとよお嬢さん、ここまでしてくれるなんてあなたは女神のようなお方だ」


 おじいさんは涙ながらに私に深くお礼をした。女神だなんててれるなぁ


 

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