正式サービス開始
設定から2日…
いや まぁ俺からしたら楽しみで寝れてないから1日なんだけど
樋口も俺んちに来て開始時刻を待っていた。
ついに正式サービス開始10分前となった。
「聞き忘れたけど樋口のアバターネーム何なの?俺は 『アギト』 だけど」
「あ?僕? 『マサ』だけど? 樋口マサルから マサ」
「大してセンスかわらねぇな…」
いよいよ開始1分前となった。
「やべぇわくわくしてきた。」
「僕、昨日寝れなかったんだよね…」
「俺もw」
いよいよ10秒前
9
8
7
6
5
4
3
2
「あ 懸賞に当たったやつには特別特典あるらしいね よかったね。」
1
「「ゲームスタート」」
俺らの意識はゲームに吸い込まれていった。
マサルが何やら不穏なこと言ってた気がしたが…
_____________________________________________
俺達プレイヤーは 真っ白な空間にいた。
「すげえ マジで俺子供じゃん」
そう もう姿かたちはアバターそのものになっていた。
周りは大人アバターだらけで前が見えなかったけど ヒョロながーい魔族の男 『マサ』 は遠目からわかる姿だった。
「お前…現実世界でも魔族なんじゃねぇの?」
「冗談言うなよ」
マサは笑いながら言ったが 現実の姿のそのままに子鬼の角をはやしたような姿だったからだ。
お前と一緒にいたら 即効でリアルのやつらにバレそうだ。
しばらくすると何もないところに1人の男の映像が映し出された。
「皆様こんにちは 本日正式サービス開始ということで皆さんがお集まりになったこと光栄に思いますこれから皆さんにはゲームワールドに飛んでもらいますが その前にいくつかお知らせしたいことがあります。」
内容はこのようなものであった。
・これから全員チュートリアルを受けてそこで操作や適応属性、スキルの使い道を覚える。
・チュートリアルはモーションの基本となっている子供の姿で全員うける
・職業は実際の世界に飛ばされた後 クエストを受けることによって 就職ができる
・チュートリアルの村は各種族ごとに違う
・チュートリアルの村には今後のワールドの冒険に役立つ情報がいくつか隠されている
・チュートリアル中の時間は現実世界ではほんの一瞬なので ゲームワールドはほぼ同時に転送される
とのことだった。
入り込みがたのゲームができるのだ 時間操作も簡単なのだろう。
「ちなみに私 「黒滝 幸之助」はこのプロジェクトの総責任を取らさせていただいています。」
え?これ俺の親父の兄貴じゃん。 そんなにえらい人とか聞いてなかったんだけど。
「では只今より 皆さんの転送を開始したいと思います。あぁ忘れていましたが抽選会は転送の際に当選者の方は別室へお通しさせていただきます。」
転送が開始された。 足元に魔方陣みたいなものが展開されている。
凝ってるなぁ ほぼ全員が光の束となって格村に飛ばされていった。
一部の人間は別の方向に飛ばされていった。
俺を含めて。
_______________________________________________________________________________________________
10人と黒滝幸之助がこの部屋に居る
「おめでとうございます。当選者の皆様には追加でもう1つスキルを追加をさせていただきます。そのスキルはあなた方特殊のスキルとなるため他の方への[教育]は不可能となります。教育とはEXスキルとなったスキルを持つと他人に自分のスキルを伝授することができるようになります。
ちなみにこの情報はチュートリアル上のどこにも書かれていないのであなた方だけが知っていることとなります。」
なんということだ あれだけ適当に付けたスキルを もう1つ付与されるとはな…
新たに渡された例の紙を片手に悩みまくった。
周りの人はどんどん手続きを終えてピュンピュン飛びはじめている。
ついに部屋には俺と総責任だけになってしまった。
「あぁ!彰人くんだね!このワールド存分に楽しんでね!たぶん君のお父さんもどこかでプレイしていると思うよ!」
叔父なのだ当然顔見知りだ。 子供のころの姿とそっくりにしたのでわかったんだろう。
それより 親父がこのゲームをやっているだと? 単身赴任で東京に行っている親父に会えるんだと?
母さんと喧嘩別れをしたことを覚えてる。
一発殴ってやらなければ。
「わかりました。探してみます。」
「あ そうそう君 懸賞に当たった子なんだよね。 はい これ」
俺は虹色に光る玉をもらった
「それは結構というか最高レベルのレアだから大切にね。 【進化の秘玉】といって経験値をその中に溜め込んで使うことで 魔物を進化させることができるんだよ。 もちろんパートナーも例外じゃないよ」
俺これ 開幕ダッシュ成功しすぎじゃねえの なにこれ最高レベルのレアとか 怖い
ただ俺はこの秘玉をもらったことで スキルを決めることができた。
「じゃあわかりました。このスキルで。」
「考えたねー このスキルならその秘玉との相性もぴったしだよ! じゃあ手続き終わったから飛ばすね」
俺は光に包まれた。




