50/63
え?や、来ないで。
王女様の両目、放蕩息子の命。
私が奪った物。私にとって、大切じゃない物。
でも、誰かにとっては大切なんだろうね。まぁ、その誰かも私の味方では無いんだと思うの。
だから、罪悪感なんていらない。最初に私を苦しめたんだもん。それが返ってくるとは思わないんだね。
さて・・・次の金づるを探さないと。
んん?視線を感じる。
視線の先を探す。
そして、
「・・・・・・」
逃げよう。あの人は怖い。背筋がぞくぞくする。
検索で知ってしまった彼の情報。怖いと思った、彼の持つ憎しみ。
私は彼と同じなのかなぁ?彼も復讐者だ。
急いで帰ろうと身を翻す。だが、その前に彼が私に気づいてしまった。
近づいてくる。
・・・こっち来ないで。怖い。




