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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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六十話

冒険者ギルドを出て大通りを進んでいく。

「それでは約束通りロープを買いにいきましょうか」

「魔法用品を買うならお勧めのお店があるよ」

ミーシャの先導で少しさびれた通りに入る。

しばらく進んでいると古びた建物にたどり着いた。

「ミーシャさんここがそうなんですか」

「見た目はちょっと古めかしいけど品質はいいんだよ」

そういうとミーシャは店の中に入っていく。

店内には様々な魔道具が置かれている。

「いらっしゃい。魔道具でも買いに来たのかい」

老人の店主が対応してくれる。

「今日はお客さんを連れて来たんだよ」

「ほう。で何を探しているのかな」

「魔術師用のロープをいくつか見せて貰ってもよいでしょうか」

「ロープならこっちだ」

店主の案内で店内をロープのある場所に移動する。

「手に取ってみてもいいでしょうか」

「構わない。じっくり見るといい」

手に取り観察するとどれも丁寧に仕上げられ品質の良さをうかがわせる。

ミリアーヌに似合いそうなデザインの物を選ぶ。

「これを貰いましょうか」

「銀貨五枚になるよ」

店主に代金を支払い店先を借りて各種防御耐性に体温調節の魔法を付与する。

「腕のいい付与術師とお見受けしました。代金は支払いますのでいくつかの品に付与をお願いできないでしょうか」

「構いませんよ」

店主が持ってきたいくつかの品に指定された付与を施していく。

「ありがとうございます。こちらが代金となります」

「ありがとうございます」

代金を受け取り懐にしまう。

「またのご利用をお待ちしております」

店を後にしてロープを嬉しそうに羽織るミリアーヌを見る。

「よく似合っていますよ」

「えへへ。これで少しは魔術師らしく見えるでしょうか」

「後は食料品とかの買い出しをしましょうか」

「市場にいくならこっちからいったほうが近いですよ」

ミーシャの後を追い道を歩いていくとすぐ市場にたどり着いた。

「美味しそうな匂いがします」

食べたそうに屋台を見つめるミーシャ。

「そういえばまだお昼を食べていませんでしたね」

串焼きを三本買ってそれぞれに手渡す。

「ありがとうございます。はっむ。ここの屋台はいつ食べても美味しいです」

舌鼓を打ちながら食べていく姿を眺める。

「よい食べっぷりですね。よかったら私の分も食べますか」

「いいんですか。ありがとうございます」

しっぽがブンブン振り回され見ていて可愛らしい。

串焼きを手にする二人を引き連れ買い物をすませるべく市場を巡っていった。

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