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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百話

見張りと思われる男達に近づいていく。

「なんだお前は」

「実は人探しをしていましてね」

「それがどうした」

「そこを通してをもらえませんかね」

「通すわけないだろ」

「それは困りましたね。では実力行使で通ることにします」

言葉と同時に首に手刀を落とし意識を刈り取る。

「うわぁ。ウィリアム様容赦ないね」

フランチェスカに案内され人に出会うたびに意識を刈り取り地下への階段を見つける。

「子供達はこの先だよ」

階段を降りていくと独特の生臭さがしていた。

「これは酷いですね」

ミリアーヌは女の子を囲んでいる裸の男達を睨んでいる。

「同じ女性として許せないよ」

ミーシャとミリアーヌが飛び出し男達を無力化していく。

あっという間に男達を制圧して声をかける。

「もう大丈夫だからね」

女の子に近寄ったミリアーヌはクリアの魔法で体を綺麗にしてあげた後着ていたロープをかけてあげる。

女の子をミリアーヌ達に任せ乱雑に配置された檻に近づき子供達の無事を確認する。

魔法で檻の鍵を破壊し優しく語りかける。

「もう大丈夫ですよ。一人ずつ檻からでてください」

「ウィリアム様。上から人が来るよ」

異変に気が付いた男達が次々に地下室に降りてくる。

「お前らこんなことしてただで済むと思ってないだろうな」

フランチェスカを見るとうずうずしているのがわかる。

「フランチェスカ。殺さなければ暴れても構いませんよ」

「へへ。ウィリアム様の許可も貰たし暴れちゃうよ」

収納魔法から大鎌を取り出したフランチェスカは嬉々として男達に向かっていく。

「あはは。あははは。お兄さんたち私と踊ろう」

躊躇なく大鎌を振るいなぎ倒していく。

動きは洗練されていて一人武舞を踊ってるようだ。

男達は終始翻弄され次々と倒れていく。

「なんというか。凄まじい光景だな」

ラファエルは苦笑いを浮かべている。

「セバスチャンの配下は腕はいいのですが癖の強い子が多くてですね。機嫌を損ねると後が大変なんですよ」

「手ごたえないなぁ。もう終わり」

男達を相手にしていたフランチェスカは可愛く首を横にかしげている。

「フランチェスカ。お疲れ様でした。もう帰って貰って大丈夫ですよ」

「はーい。楽しそうなことがあったらまた呼んでね」

闇に沈み込むようにフランチェスカは帰って行った。

子供達を連れて建物をでると周囲は衛兵に取り囲まれていた。

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