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詩集  作者: 明葉いより
58/63

私は花時雨の──、

春先に降る時雨に 花潤す私

見上げる空は薄き桜色

ぱらぱらと雫降り落ちて

それでも舞え花びらよ

私があの人に出会えるまで

優しく包む 幻の花


永遠の誓いを紡ぐ

約束の地であれ

この血の誓いを縛り留めよ


美しくも醜くあれ

艶やかでも醜くあれ

花咲く恋を満し

憎咲く麗しを放ち

まるで──妖のように


あなたを待つ私の姿を

花の色香で隠し

あなたを待つ私の心を

花の夢幻で覆う


いつか出会えたならば

すべての花時雨を昇華し

あなたを殺め食らい尽くし

ただ鬼となりましょう


長い時を待ち続け

あなたを憎み

長い間花を見続け

あなたに恋し

いつしかこの地に囚われ

私は心も姿も 変貌してしまった


そう

私は花時雨(はなしぐれ)の──、


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