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詩集  作者: 明葉いより
57/63

オーロラ色の切符・もう一度見せて・いい子ね

1、オーロラ色の切符


誰かにもらった オーロラ色の切符

僕の宝箱に大事にしまっておいたんだ

でもそれは 子どもの頃の夢だと思ってた


僕という長い人生を終えたとき

なぜかオーロラ色の切符を思い出したんだ

宝箱を開けば 切符はちゃんとあった


僕は切符を握りしめ ある駅へと向かう

そして車掌さんに

オーロラ色の切符を差し出した

これは天国に行くための 特別な切符



2、もう一度見せて


あの時見た夢を まだ望んでいる

下手な幻より 理想が完成していて

現実が強くて 私を捉えて離さない


夜光虫のように 海月のように

心に穏やかな光が 静かに揺蕩う

消えることなき 夢の欠片


ねえ神様 あの夢をもう一度見せて

見せてくれたら

私は もう堕ちていくだけ──



3、呪縛


あんたは いい子ねえ

本当に手がかからなくて いい子ね

騒ぐ子も多いのに 泣かなくていい子ね

いい子ね お姉ちゃんだから 妹にあげなさい

いい子過ぎて なんだか可愛くないわね

いい子だから

母さんの言うこと聞いてくれるわよね


◆◆◆


気づいたら

包丁刺さったまま死んでる母

安心した

ああ これでようやく

いい子ね(呪縛)から解放される

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