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窓には何も映らない
窓に透けて舞う 貴女の面影
雪より白く 氷より冷たく
純粋な思い出の欠片は
降り積もる六花に紛れ
繊細な結晶の中に
静かに融けゆく
窓に照り映る 貴女の面影
陽より眩しく 硝子より鋭く
鮮烈な思い出の鏡面は
無音の衝撃に侵され
愚かに砕け散る
貴女の面影を見つけて
思い出を心に浮かべる
目の前の光景と照らし合わせる
愛しさは消えることなく苛み
憎さは焦がれるほど燃え上がれど
それ以上に別れて良かったと
つくづく思う安堵感
男を弄ぶことにかけては
女優ばりの演技を見せて翻弄する
だが
今 貴女は自業自得となった
相応の犯罪が明らかとなり
告発されて警察が動いたのだ
そして 刑務所に入ったと
あの貴女が罪を自覚し
償いや謝罪をするとは
到底思えない
刑務所を出ても
同じことを繰り返すだろう
……
……
……
しかし
俺にはもう関係のないこと
窓には何も映らない




