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詩集1  作者: 明葉いより
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窓には何も映らない

窓に透(す)けて舞う 貴女の面影

雪より白く 氷より冷たく

純粋な思い出の欠片は

降り積もる六花に紛れ

繊細な結晶の中に

静かに融けゆく


窓に照り映る 貴女の面影

陽より眩しく 硝子より鋭く

鮮烈な思い出の鏡面は

無音の衝撃に侵され

愚かに砕け散る


貴女の面影を見つけて

思い出を心に浮かべる

目の前の光景と照らし合わせる


愛しさは消えることなく苛み

憎さは焦がれるほど燃え上がれど

それ以上に別れて良かったと

つくづく思う安堵感


男を弄ぶことにかけては

女優ばりの演技を見せて翻弄する


だが

今 貴女は自業自得となった

相応の犯罪が明らかとなり

告発されて警察が動いたのだ

そして 刑務所に入ったと


あの貴女が罪を自覚し

償いや謝罪をするとは

到底思えない

刑務所を出ても

同じことを繰り返すだろう

……

……

……


しかし

俺にはもう関係のないこと

窓には何も映らない

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