表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/28

風に舞う花びらを追いかけ

風に舞う花びらを追いかけ

ふわりとただよう香り

ひらひらと

ふわりふわりと

落ちることはなく浮かび


そっと花びらが

落ちたそばに佇むは

見知らぬ若き女性


誰かと思えば 記憶が弾けた

脳裏を貴女が占める

前世(過去)の思い出 別れの泣き顔

途切れた熱情は 再び心炎(しんえん)となる


視線が合って

お互いの時が止まって


貴女が私の名を呼ぶ

私は貴女の名を呼ぶ

花が舞う 華が光る


貴女が私に飛びつく

抱きとめる先に

懐かしき貴女の匂い


あの時はどうしても

別れしかなくて

報われることがなかった恋心


でも今はもう

身分なんてない

立場なんてない

だから邪魔する者はいない


もう二度と貴女を離さない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ