『やばっすぱやぱや』
なおちゃんとこずえちゃん(以下なおこず):いっせーのーでっ! 第三回こずぽえ朗読会がはじまりますよー!
なおちゃん(以下な):うっす、もう三回目っす。万事順調、順風満帆、満身創痍っす。
こずえちゃん(以下こ):それ、最後のやつで全部台無しだよ!
な:そんな!私にも満身創痍って「ぼくの慢心が皆の総意」って意味だと思ってた時期がありました。その名残で使っちゃた今日この頃のたった今なんすよ
こ:そんな「驕る平家は久しからず」みたいな意味だと勘違いしてた時期は私にはなかったよ?
な:うそだ!?こずえちゃんの口から格調のあることわざが出てくるなんて!?
こ:ことわざくらいたまには言うよ?
な:あの、ひらがなも読めなかったこずえちゃんが!?
こ:いやそれ、幼稚園の時の話だよね?
な:あの、九九を覚えるのがクラスで一番遅かったこずえちゃんが!?
こ:それは確か、おたふく風邪で学校休んでたからだもん!
な:「やばっすぱやぱや」とか、わけの分かんないものを書いちゃうこずえちゃんが!?
こ:うひゃ、それが一番言い返しにくい!
な:だよね!
こ:でもこれ、なおちゃんをイメージして書いたんだよね。だから、わけが分からないんだよ?
な:だよね! もうテーマソング級のシンパシーが有るような無いような感じでごわす!
こ:どっちやねん!
な:なんと!?こずえちゃんがノリノリのコテコテなツッコミを極めているなんて!?
こ:いや、極めてないけど…
な:「ぼくの慢心が皆の総意」ってとこはスルーされたのに、ここにきての急成長が著しくって半端ないこずえちゃんへの今後への期待感が未来への大きな希望ですやん!
こ:いやいや、驕る平家はってつっこんだよね?
な:そっちじゃなくて「それでも結局台無しだよね!」っていうツッコミが欲しかったんすよ
こ:あー、なんか変だとは思ったんだけど…
な:まだまだっすね
こ:むう、ここにきて急成長だから良いんだよー
な:そんなことより、今回も紹介とかはしないんすか?
こ:うーん、なおちゃんをイメージして書いたってだけで十分じゃないかな? とくになんの意味もないポエムだし
な:それもそうっすね。なんの意味もないポエムなんすから
こ:あっ、それを人から言われるのはちょっと嫌だよ!
な:それはつまり、今のはただの謙遜だったからなんすよ。自分の心と違うことを言っちゃうから、人に言われると嫌な気持ちになるんす。見せかけの謙虚なんすよね。
こ:うーん、そうなのかなあ…
な:素直になるっすよ、こずえちゃん。私のポエムが世界で一番素晴らしいって大きな声で言ってみるっす
こ:それは流石にありえないから!!
なおこず:それでは、『やばっすぱやぱや』はじまりはじまり!
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『やばっすぱやぱや』
やばやばっすよ
ぱやっぱやだよ
やばっすぱやぱや
それってなんなの
どうしてそうなる
不思議がいっぱい
理解するほど迷宮迷子
思考回路が追いつかない
やばやばっすよ
ぱやっぱやだよ
やばっすぱやぱや
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こ:はい、お疲れさまでした!
な:あっという間だったっす!
こ:今回は短いもんね
な:早く二番を書いて欲しいもんす
こ:いや、二番も三番も書かないけど!
な:そうなんすか?
こ:歌じゃないんだから…
な:うーん、ちょっと期待してたから残念っす…
こ:あっ、それならなおちゃんが好きに続きを作って良いよ?
な:それじゃあ早速99番まで書くので読んで欲しいっす!
こ:いやそれ、ただの嫌がらせだからね!
な:ただの行き場を失った情熱と「迷宮迷子」の部分を別の言葉に変えるだけで二番、三番と作れるんじゃないかって打算が溢れて止まんないんすよ!
こ:打算の部分がすごく迷惑なんだけど!
な:んじゃあ、間をとって45番くらいにしとくっすよ?
こ:しなくて良いから!はい、本当に作り出す前に今回はここで終わっておこう!
な:しょうがないっすね。それじゃあ… って、なんか感想とかないんすか?
こ:うーん、なおちゃんをイメージして書いたポエムをなおちゃんが読んでもなおちゃんらしいなあ… ってくらいしか思い浮かばないけど…
な:まあ、今回は私による私のための朗読だったことは間違いないっすからね
こ:うん、もともと私が読む予定だったから練習してたけど、本家の人に読んでもらえて助かったよ。
な:あ、もしかして貴方が噂の「やばぱや元祖」のこずえちゃんでしたかー
こ:そういう貴方が「やばぱや本家」のなおちゃんですよねー、ってそんな関係嫌だよ!
なおこず:はい、なおこずでした!
な:あ、次回は『めんたい事変』でやばっすぱやぱや!