『青春爆発シンデレラ』
なおちゃんとこずえちゃん(以下なおこず):いっせーのーでっ! 第二回こずぽえ朗読会がはじまりますよー!
こずえちゃん(以下こ):えー、二回目でこれやるの?
なおちゃん(以下な):私のおすすめ順でやりたいって言ったのはこずえちゃんっすよ。
こ:そうだけど、これって長いよね。
な:長いっすね。タイトルからして『青春爆発シンデレラ』って、なんか長編っぽいっすよね
こ:うん、どこかで噛んじゃいそうだよ。ちょっと自信ないな。
な:大丈夫っす。噛んでも大丈夫っすよ。そんなことより内容紹介しないとこのコーナーの意味がなくなっちゃうじゃないっすか?
こ:そうだね! えっと、童話にシンデレラってあるでしょ。あれを私風にアレンジしたのがこの作品になるのかな…
な:うん、タイトルで分かる情報つまんないよ。もっとこうおすすめポイントとか、青春が爆発するポイントはないんすか?
こ:む、なおちゃんのギャグか本気か分からない行動は大いに参考にさせて頂きましたとも。
な:なんやて!?それがしの言動のどこにそげなポインツがあると言うのかいな?
こ:そういうところだよー!
な:ふーん、それじゃあそろそろ読むっすか?
こ:そうだね。長いもんね。
な:それではいざ、青春爆発シンデレラ!
こ:あっ、それが言いたかっただけじゃないの!?
な:こずえちゃんのポエムはどれも素敵だから、そういうとこで選ぶしかないんだよねー
こ:もう!調子良いなあ!
なおこず:それでは、『青春爆発シンデレラ』をお楽しみ下さい!
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『青春爆発シンデレラ』
身の程知らずの灰かぶり
そんなふうに罵られる日々
毎日辛いよ
灰にまみれる重労働
心も体も灰まみれ
だけどなんなの
それがどうしたっていうの
めげない負けない諦めない
熱いハートが私にはあるの
私は王子様にマジラブだもの
愛と気合いと根性と
ほんの少しの原材料でほら出来た
ドレスを自前でこしらえた!
そうら行くわよ舞踏会!
魔法使いなんて居るはずないもの
走っていくしかないじゃない
この日のために特訓したのよ
とにかく行くわよ舞踏会!
加速!
加速よ!
止まれなくて良い!
ほうら着いたわ舞踏会!
やっと王子とお目見えよ!
「王子様、私と踊ってくださいな!」
そして夢のような時間が来たわ
王子は私にもう夢中
灰と汗にまみれた日々の
美容効果をなめんなよ
運動不足のお嬢さんがた
私のようには踊れないでしょ
私はキラキラ輝けるのよ
夜空の中で王子と舞うよな夢の時間
だけど、その時が来た
12時を知らせる鐘の音色が
私を夢から覚ませるの
「それでは、本日の舞踏会はこれでおしまいです!」
なんですって!?
「王子様の結婚相手はもう決まったの!?」
私はうっかり口に出して言っちゃった
わき上がるのは笑い声
あらあの子、こんな舞踏会で王子が結婚相手を選ぶわけないでしょう
本当におかしいわ
灰かぶりが王子と釣り合うと思ってるのならもはや国賊
私の方がまだ可能性があるわ
聞こえてくるのは罵詈雑言!
なんなの私の早とちり!
そうだよ王子様の結婚が
そんなに簡単に決められるわけないじゃない!
政治的にもなんの魅力もない私が
ちょっと綺麗に踊れたくらいで
いったいどうして浮かれてたのかしら!
だけどなんなの
それがどうしたっていうの!
めげない負けない諦めない
熱いハートが私にはあるの!
私が王子様に近付ける機会なんて
もう二度とないかもしれないじゃない!
だから私は全力で叫ぶの!
「王子様、どうか私と結婚してください!」
このお話はここでおしまい
どう、面白かった?
えっ? 続きがどうなったのかって?
ふふふふふ
それは秘密よ
あなたの想像にお任せするわ
それじゃあ坊や
おやすみなさい
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な:うーん、お疲れ様っす。
こ:うん、長かった!
な:こずぽえの中では最長っすよね?
こ:断トツだね。
な:断然トップの略っすね。
こ:あ、そうなんだ?
な:そうなんすよ
こ:えっと、感想とかないのかな?
な:まあ、政略のない結婚なんてありえないっていう着眼点は良いと思うっすよ。元ネタはなんすか?
こ:身分差で大変な恋の話っていっぱいあるから、シンデレラも大変そうだなって……
な:灰と汗には美容効果があるんすか?
こ:ありそうだなっていう勢いで書いちゃったんだよね。泥パック的な感じするし……
な:なんていうかツッコミ始めたらきりがないんで最後に一つ。「加速!加速よ!止まれなくて良い!」ってとこギャグっすか? マジっすか?
こ:マジだけど……
な:うん、好きなシーンなんすけど、これは絶対にギャグだと思うっす。
こ:えー、そうかな?なおちゃんだったら走らない?
な:んー、私は走るっすよ。100メートルくらいなら走るっす。
こ:いや、そんなに近所にお城はないから。
な:んじゃ走らないっすよ。断固として魔女待ちを選ぶっす。いっそ、王子が来いや!って感じで待つっす。
こ:んー、なにか良い感想はないのかな?
な:全体的には好きなんすよ。ひた向きな勢いだけで突っ走るあたり、これぞ青春って感じもするっす。
こ:だよね!
な:でも、爆発要素がないんすよね。
こ:え?
な:爆発しないんすよね。お城も王子もヒロインも。
こ:いや、爆発するのは青春で、爆弾は出てこないんだよ。
な:ああ!そうだったんすね!なるほどだねこれっ!
こ:うーん、分かりにくかったかな?
な:んなことないっすよ。私がバカなだけだと思うっす。
こ:それなら良いんだけど。
な:良いの!?
こ:良いの!
な:ん、まあ良いっす。テストの点は私の方が上っすけど許すっす。最後に一つ、これってハッピーエンドなんすよね?
こ:一応、そのつもりだよ。
な:最後の告白で思いが叶って、その時の話を王子様との間の子ども、つまり王子子様に話して聞かせてるんすよね?
こ:そうそう!って!おうじじ様って何だかおじいちゃんみたい!
な:そんなことは良いんすけど、寝る前にこんな青春爆発させちゃうハイテンションな朗読するお母さんって居ないと思うんすよね。あのシーンがあるなら、せめて我が子に聞かせる愛しさとか、優しさとか、早く寝ろとか、そういう含みを持って読むべきだと思うんすよ。
こ:ああ!それはごもっともだよ!なおちゃん!
な:だけど、そういう風に読んでたらこの話はつまんないんすよね。だから、最後のシーンがいらないと思うんすよ。寝る前じゃなきゃ良いんすけどね。
こ:うーん、意外にちゃんと読んでくれてるよね。
な:こずぽえファンっすからね。全部暗記しちゃうまで読み込んだっすよ。
こ:え、嘘!?
な:ふふん。(ここでがらりと口調が変わる)おっと、長くなったしそろそろ締めちゃいませんか?こずえちゃん!
こ:そうだね、なおちゃん!
な:それでは『青春爆発シンデレラ』お楽しみ頂けましたか?
こ:次回は『やばっすぱやぱや』!今回と違って短いのでこずえちゃんも安心っす!
なおこず:はい、なおこずでした!




