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異世界へ
「おはよ~」
「おはよう」
教室のあちらこちらで挨拶が交わされる。
毎朝恒例のことだ。
「おはよう春樹」
「おはよう、美鶴」
僕も例外ではなく友達に挨拶を返す。
その反面挨拶をしない者、そもそも人付き合いを拒否するものと様々だ。
しかしながら、いつも通りの、そういつもと何一つ変わらない毎日が始まると思っていた。
キンコンカンコンとチャイムが鳴る。
いつもどおり、我々の担任が教室に足を踏み入れ、ホームルームが始まるはずだった。
しかし、教室に担任が訪れることはなかった。
そして、訪れたかどうかを調べる方法もなかった。
なぜなら、強烈な光が教室を覆い尽くし、僕たち全員は気を失ってしまった。
そして再び教室で目を覚ました。
けれどそこは、地球ではない場所だった。
何気なく教室から外に出た生徒が声を上げる。
釣られて、僕も、ほかのみんなも教室から出る。
教室の外に広がっていたのは、広大な草原だった。




