表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
電撃使いのTSボクっ娘  作者: Xenon
学園編〜一年〜
21/23

第21話「てすと!」

第21話「てすと!」

――――――――――――



 唐突だけど、いよいよ今日はテストである。

 学力試験は午前中に終わり今は昼休憩。食堂でリンネやバルジ、ゲルドと試験日特別メニューなるものを食べているのだ。普段の日替わり定食のおよそ倍にも届こうかという圧倒的ボリュームを平常価格で提供するというのは確かに特別な日にしかできないメニューだった。味も三割り増しで美味しかった気がする。


 この後、午後から魔導試験の内、威力と精度の試験を行い、明日からは学生大会。それが終わってからようやく、三日ほどかけて自由試験を行う。


 威力試験については事前に申請した準禁なら使用してもいいことになっているのでボクはコイルガンを申請しておいた。粒子砲を使ってまた倒れても困るし、何より命中を気にせず撃てるならレールガンより火力がでる。レールガンでも既にトップを取れる気がするけど容赦はしない。

 精度試験は、魔力の塊を操作して行う。魔術の中には一定量の魔力を球形に固めて、自由に操作できるようにする魔術があるのだ。これもボクにとってさしたる問題はない。


 問題は学生大会だったりする。ボクの必殺技とも言える魔導はレールガン、コイルガン、粒子砲だ。そう、全て準禁である。ボクがそれらを使ってしまえばよほどのことがない限り対戦相手を必ず、殺して、しまう技、なのだ。けれどそれ抜きだとボクは決め手に欠ける。いくら魔力が多くて、それに任せて大電流を垂れ流しても、それを抜けてくる強力な切り札を持っている学生は沢山いる。ベスト〇〇とかそこらへんまで残れるかは怪しい。

 まあ、やるしかないんだけどね。やれるだけやってやろう。


 豪勢な昼食を終えていよいよ試験へ。ボクとリンネは特別実習室へ、ゲルドは体育館へ向かう。バルジは午後、自分の試験が始まるまで間があるらしく、見学すると言ってボクたちについてきた。


 一般的な学生は体育館に集合し、そこに並べられた吸収壁へ打ち込むことになるけど、ボクのように準禁申請をしたり、前年度の成績が優秀だったりした学生は火砲実験科で何重にも積層したそれへ向けて魔導を打ち込むことになる。つまりは実験科のブースへ集まっている時点で全学生のトップクラスに入ることを意味するのだ。

 周囲の面々が吸収壁を一枚、二枚ほど割ったり貫通したりする中、ボクは極小の銀球を生成し、ありったけの魔力で投射。五枚積層された吸収壁を全て撃ち抜いてその場を後にする。ああ〜、スッキリする〜。


 あの後つぎに控えていたリンネの爆裂魔法の爆風を後ろから受けて盛大に吹っ飛んだことは気にせずに、精度試験へ向かう。尚、他の学生は学園側が張った小結界に避難していた模様。終わって早々に話も聞かず帰ろうとしたボクがわるいね、うん。

 バルジとも別れ、かわりにゲルドと合流し屋外演習場へ。これは全員一斉に行うことができないから順番を待つ必要がある。適当に雑談しながら時間を潰していると、まずリンネ、次いでゲルドの順番がまわってきた。リンネが帰ってきて程なくボクも呼ばれ、所定の位置につく。

 指定の魔術を唱えて魔力球を形成。それを崩さぬよう慎重に動かして障害物をすり抜け的へ当てていく。一度当てたらそこで魔力球は弾けてしまうから素早く唱え直さないといけない。当てて、唱えて、を繰り返すうちに時間が過ぎて試験は終わった。魔導の精度を一定時間内に障害物を避けどれだけの的に当てられるか、という方法で測ってくるこの試験は結構やってて楽しかったりする。リンネは「こんな細かい作業してたら気が狂うわ!」なんて言ってるけど。


 そんなこんなで試験一日目はアクシデントなく終えることができた。明日以降も頑張らねば。特別メニューおいしい、もぐもぐ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ