夜は空けて
俺らは散々騒いで疲れたのでこの大所帯で寝ることになった、夏も終わりか夜風が涼しかった
目を冷ませば奴等はいなくなっていた、そりゃあそうか。
思えば俺と芳佳の夢の存在だと言うことを忘れていたのだから、少しばかりの寂しさと昨日はしゃいでいた俺らの夏の日は終わったのだ。
芳佳はまだ眠っていてそれには気づけないらしい、まったく…変な夢を見せやがって。と悪態を吐いていたら、枕元には大きめなメモ用紙が落ちていた。
そこには「楽しかったよ ボウ」と一言だけ添えられていた、夢じゃないのか…それでも幻なのかはどうでもよくなってきた、俺も芳佳も、この思い出を胸に生きていけるならって思えた。
そしてタオルケットを握って「うーん」と唸る芳佳を見ては乱れたタオルケットを直そうとすると、寝言だったのか俺の空耳だったかは知らないが「また来るよ」とミヅキの声が聞こえた。
そしてうつ伏せになってる芳佳を見たときにまたあの時見たいにチャックがあった、まだ夢を見ているのかと目を擦ってるときに微かに開いて「またな」と笑顔で言ってチャックが閉まり、元の人間の背中になった。
また会えるかな…と俺は静かにタオルケットを直し、また下らなくも楽しくなる夏の朝を見ていた。
これでチャックの中の変人は終わります、友人のアドバイスが無いとこの作品は生まれませんでした。読んでくださって有難う御座いました
Special present…のぃず




