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番外・世界案内対談(翼島編)

ラグ(以下ラ)

「レッディース・アーンド・ジェントルメン!

ご機嫌いかがっすか~?

このラグ=ディラン、大怪我から戻ってまいりましたよー!」


宵闇(以下宵)

「初めからえらくテンション高ぇなお前;

この間まで寝込んでた反動か?

あ、(投影水晶に向きつつ)どーも、何とか生き残った宵闇です。」


リーク(以下リ)

「そのやる気の無さそうな空気を出すのをやめろ。

仕事で来たんじゃないのか?貴様ら」


ラ・宵『リーク!?いつからそこに!』


リ「初めからいた(怒)

それより、『この世界とこの島について解説する』大事な仕事を、まさかそのような姿勢で当たるつもりだったのか?」


ラ「滅相もありません殿下」

宵「さーて、真面目に仕事するかなー。

リーク、そのヤバい剣しまってくれ。頼むから」

リ「……」



ラ「……っと、じゃあ改めて『世界案内(翼島編)』始めたいと思います!」

宵「はい拍手~っ」(棒)


ラ「宵闇……;主人公なんだしもっと盛り上げろって」

宵「第1章だけで疲れた。あと柄じゃねえ」

ラ「柄じゃなくてもだ。

怠けてっと、お前このりに主役の称号外されるぞ?そしたらモブどころか存在消えね?」

宵「そりゃ困るな」

ラ「だろ?

って、そこの空気王子!あんたもだ!!」

ラ(こうなりゃ、意地でもこの2人に喋らせる!)


リ「何?」

ラ「ほら、大事な仕事!

世界の事は、この面子じゃあんたが一番詳しいだろ?

解説よろしく!」


リ「(音を響かせるマイクのような形状の術具を受け取り)分かった。では、始めよう。


冒頭や用語にも書いてあることだが、この世界ナティ・アルシュは大きく分けて6つの島がある。

他にも小さな島があるにはあるが、国や街を築ける環境ではない」


宵「本当は3年ちょい前までもう一つ、月華郷ってデカイ島があったんだけどな。地震と津波で崩壊して、殆んど沈んじまった」


ラ「宵闇の故郷だっつー島だな」

宵「ああ」


リ「その災害で国も1つ減り、今は各島に一つずつ・計六つの国がある。国土としては非常に分かりやすい。

その事もあってか、八百年ほど昔に精霊族と魔族の間にあった戦が静まって以降、島同士の表立ったいさかいはない」


ラ「確か海は一応半々で境界引いてるんだっけか?」

リ「そうだ。

まだ登場していない場所もあるが、名前だけ出しておこうか。

まず我々が住む白翼種の国、第一白翼島・セイングランド。

もう一つの白翼種の国、

第二白翼島・フェルグランド。

獣人の住む樹海の島・キャスグローブ。

徒人の住むコスモクロア。

魔族の島であるドゥ・レゾン。

精霊族の島・ティレイエリベス、だ。


白翼種の国が2つあるのは、単に種族の個体数が多いのと、思想の差異で分裂したかららしい」


「あと言葉な。

白翼が多いから世界共通語は一応白翼語だけど、それぞれ独自の言語もちゃんと持ってる。

俺、故郷の文法が全然違うからこっち来てからだいぶ苦労した。


だから作中で皆が喋ってるのは白翼語をえーっと、ニホンゴ?に直したものだと思ってくれ。

と、こんな感じで良いか?」


ラ「ああ。2人とも解説ごくろうさん。

種族の特徴とかはまだ出てない部分多すぎだから、今回は置いとくらしい」


宵「そうなのか?まぁいいけど。

じゃあ次は、翼島の説明だっけか?」


ラ「そうそう。って事で宵闇頼むわ」


宵「ラグの方が産まれた時から住んでんだから詳しくねぇか?

あと、別にやんのはいいけど、この島の何説明すんだ?」


ラ「いいからいいから、補足はオレがするからよ。


中身は番外ページだからある程度好き勝手していいらしいぜ。本編とか用語に出したくても出せない、細かい裏設定とかの語り場な意味もあるみてぇだし」


宵「アバウトな;」


リ「普通に、父上のことや土地環境、各街のことでも話せば良いのではないか?」


宵「あーわかった、それでいく。

えーっと。俺たちが今居るセイングランドは、世界地図で言や右下あたりにあるそこそこデケェ島だ。

中央部に四季はあるけど、島の南部と北部はかなり気候が違ってる。

都市は当たり前だけど王都フェルガリアが一番でかい。

白い石壁の家が並んでて、街の三分の一ぐらいが商会区、街の奥にはデカイ城が立ってる。

場所は北部の中で南寄りだから、比較的くそ暑くも、くそ寒くもないな」


ラ「オレの故郷は北部の端だったからそりゃもぉ暑くて暑くて。目と鼻の先に砂漠が広がってた。

とーぜん作物も育たねえし、働くのも遠出しなきゃなんなかったから餓死する奴がごろごろいた」


リ「……」


宵「南部も寒いし山岳が多いから、小さい街はあるけど、あんまり住むのには適さねえ感じ。

因みにちょっとだけ王都の周りを説明するとだ。

トゥニスの街とトゥニス港はフェルガリアのちょっと南東だから、あの辺りが丁度北南の境だ。

周りに獣の巣が多い事をのぞくとかなり環境がいいためか、商業都市みたいになってるな。

俺は獣退治によく仕事に出てる。

冒頭の馬車は、そっからの帰りだったんだよな。


リベラ港はそれをさらに南に進んだ場所にある。

古くからある港でフェルグランドに一番近いから、あんまり大きくはないけど絶えず人は集まってる」


リ「リベラを含めて、移動塔のある主要都市は首都を含め五つ。話が進めば、もしかしたら出てくるかもしれんな」


宵「予定は未定、だろうけど。

地理はこの辺りで置いとくとして、次は文化だな」


ラ「おう。せっかく王族と知り合いなんだし、その話でもしたらどうだ?」


宵「だな。

王族って言葉が指す通り、この国は王政だ。

リークの親父さん、ヴァストルⅣ世陛下を筆頭にセイン家の人間が国を動かしてる。


直接陛下の補佐をしてる文官の一番上が長男のアスベル。

武力の象徴・幻将で、跡継ぎ予定なのが次、男のリークだ。その更に下に各地を収めてる役人とかがいる。


王族も住人も殆どが白翼種。月の術が結構盛んだ。

あと、貧富の差が激しいって問題抱えてたりするよな」


リ「貧富に関してはセイン家の者として頭を下げるべき事だが、それはそれとして何故『次男』で言い淀んだ?」

宵「分かってるくせに聞くな」


ラ「そういや世襲制なのに、弟のあんたが跡継ぎなんだな。

アスベルの野郎と仲悪ぃのって、そーゆー問題も絡んでんのか?」


リ「いや、私は奴の言動行動が嫌いなだけだ。

あちらはどうか知らんが、奴にこの剣を使えん以上どうしようもない事だと、まさか理解できん頭ではないだろう」


宵「まぁ、思っててもそんな事絶対見せそうに無えよな、あの旦那は」


リ「ああ、憶測するだけ無駄なことだ。


宵闇の言った解説に少し補足すると、この国では幻将が騎士団をまとめている。

数で言えば、間違いなく国内最大の武装集団だろうな。


アスベルの様に子飼いの兵を持つ者もいるがごく少数。

因みに王の近衛は私の部下ではなく、王が幻将をしていた時の部下やその関係者が就いている特別な隊だから王の勅命でしか動かない。

立場上は騎士団より近衛は上になるが、市民に直接関わる物事に関しては余程の有事が発生しない限りは騎士団に全権を委任されている」


ラ「近衛の方は陛下お抱えの用心棒みたいなもんで、騎士団は実際に島民を直接守ったり犯罪を取り締まったりする奴らってことだな」


リ「青毛、お前は一歩違えば獄舎行きどころではない。行動には節度を持てよ?」


ラ「はいはい、分かってるさ。

だからあんたはともかく、下っ端と関わる気はないね。正義感に燃えた騎士様に囲まれるのは嫌なんで。


この際ついでだしギルドの話もしとこうか。

いつからあるのかとか詳しい事は知らねえけど、まぁ言えば国内の商業団体が集まった組合ってトコだ。


この場だから口に出せるが、各物質の流通、傭兵とかの人材派遣その他色々やってて、中には王立法上ヤバめなのもあったりする。

ってか、ギリギリなのがわりと多い」


宵「そのギルドの一員が俺とラグ。頭やってるのはバークオルドの親父さんだ。


正直俺は、ラグの仕事みたいなのは無くていいと思うんだけどな。

騎士が黙ってるのも不思議だ(ため息)」


ラ「悲しーコトに、そんだけ需要があんのよ。

ギルドとしては無視できねぇ収入源だし、依頼人は殆どが敵に回すと面倒な奴。

世の中綺麗事だけじゃやってけねーの。

でも、『組合員の商売絡みの殺しは×』とか最低限の選り分けはしてるみたいよ?基準は親父さんの頭ン中だけどさ」


リ「我々としても残らず捕えてやりたいのだがな。

青毛を含めて、確たる証拠を掴ません上、逃げ足も早ければ言い逃れも上手い。


加えて言うなら、ギルドの者は依頼を受けての行為だから、依頼者を何とかせねば延々とモグラ叩きだ。

兄がアレだという事もある。

結果、不本意極まりないが、まともな証拠を残す間抜け以外は捕えられていない」


宵「…………」


ラ「どうした宵闇?」

宵「今さっきの会話だけだと、ギルドの事がホントぎりぎりな奴の集団に聞こえねぇか?」


ラ「『中には』ってちゃんと言ったから大丈夫だって!


……っと、大体説明も終わったし、今回はこの辺にすっかな?」


リ「そうだな、現時点での翼島の解説としてはこんな所だろう。

宵闇、締めは任せた」


宵「りょーかい。

じゃ、この辺で『番外ページ・世界案内(翼島編)』は終了だ。

見てくれた人はありがとな。

これからも、たまーに気まぐれで『番外ページ』は出てくるかもしれねぇから、こっちでもまた会えたらよろしく!」


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