23『世界命運UNO決戦 ― 本物のホンモノは誰だ!? ―』
色んなやつに戦わせるカオスなバトルロワイヤル第23弾。
第一章:世界の終わりはUNOで決まる
西暦202X年、世界は危機に瀕していた。
核戦争でもAI暴走でもなく、UNOによって。
神と悪魔が「最後の勝者を決めろ」と送り込んだのは、8人の歴史的カオス偉人たちだった。
そして世界の運命は、ひとつのカードテーブルに委ねられる。
第二章:開戦の宣言
司会(謎の声)「UNOの勝者こそ、世界の支配者だ……」
モーセ「ならばこの石板に記されたルールを守るがよい!」(十戒を叩きつける)
ヨハネ「見よ、このリバースは獣の印!世界の終わりが始まるのだ!」
ユダ「+4カードは銀貨30枚で売るぜ!」
アル・ガザーリー「そもそもUNOの本質とは何か……議論が必要だ」
パラケルスス「我が錬金術でワイルドカードを錬成してみせよう」
スウェーデンボルグ「今、霊界から天使たちが『ドロー2を使え』と囁いている……」
ボードレール「退廃的に捨てたい……この色は灰色だ……」
イットリウム「゛ウ゛ノ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」(カードを食べ始める)
会場「(すでに地獄)」
第三章:地獄のUNO序盤戦
ゲームが始まる。
モーセ「まず青の『スキップ』だ。神は休まれた」
ヨハネ「リバース! そして私は見た、7つの頭を持つ獣が場を支配するのを!」
ユダ「はい+4。裏切りは芸術だ」
パラケルスス「ちょっと待て、その+4は鉛を金に変えれば赤になる!」(カードを物理的に変形)
ガザーリー「無効だ!神学的にその錬金術は誤り!」
裁定が決まらず、議論が30分続く。
その間にボードレールはワインを飲み、イットリウムはカードをさらに食う。
第四章:スウェーデンボルグの怪
スウェーデンボルグ「天使が囁いている……『次は黄色だ』と」
モーセ「ならば黄色だ。神がそう望まれる」
ユダ「(こいつら本気で霊界と繋がってるのか……?)」
観客はざわめく。霊界と神界と人類史上最悪の裏切り者がUNOで三つ巴を繰り広げるとは、誰が予想しただろう。
第五章:退廃の美学
ボードレール「私は赤を捨てる……だがその赤は血の赤。
人類の堕落を象徴する色だ……」
(誰もついていけない)
イットリウム「゛ウ゛ノ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛!!!!!」
(叫びながら山札を丸呑み)
ユダ「おいそれ反則だろ!」
イットリウム「……(吐き戻してドロー4にする)」
裁定不能。ゲームは混乱を極める。
第六章:終末へのカウントダウン
ヨハネ「残りカード1枚……これが世界の終わりを告げるラッパだ……」
ユダ「待った!ドロー2!!!」
ヨハネ「ぬぅっ……!」
モーセ「静まれ!神はUNOを許される……!」
(十戒石板で机を割る)
パラケルスス「机が壊れたらゲームが終わるだろう!」
ガザーリー「机とは存在か非存在か、まずは議論を……」
ボードレール「机などどうでもいい、愛と退廃を……」
第七章:決勝局
混沌の末、残ったのは ユダ vs イットリウム。
ユダ「ふっ……裏切りの天才の本気を見せてやる。+4!」
イットリウム「゛ウ゛ノ゛オ゛オ゛オ゛!!!!!」(突然机を食う)
机が消えた瞬間、UNOの世界は消滅し、勝敗もルールも意味を失った。
最終章:世界の命運は……
司会「……勝者、イットリウム!」
世界「なんでだよぉぉぉぉ!!!」
こうして世界は「本物のホンモノ」の理解不能さに飲み込まれた。
だが唯一まともだったユダは、銀貨を握りしめて呟いた。
「……あいつだけは裏切れねぇ」
エンディング
人類史の偉人たちが繰り広げたUNOは、世界を救うどころかさらなる混沌をもたらした。
だが、この戦いは後世にこう語られるだろう。
——「人類はUNOですら理解しあえない」と。




