21 歴史的人物 激熱ダウト合戦 〜唯一まともな者はいない〜
色んなやつに戦わせるカオスなバトルロワイヤル第21弾。
序章:イットリウム・アリーナ
西暦20XX年。
世界の歴史的人物が集う謎の空間「イットリウム・アリーナ」。
今回の競技は——カードゲーム「ダウト」。
ウソをつき、バレればペナルティ、信じさせれば勝利に近づく心理戦。
しかしこのメンツにまともな心理戦を期待するのは、愚か者の所業であった。
開幕!プレイヤー紹介
ジャンヌ・ダルク:カードを出すたび「神が言っている、これはスペードの3だ」と宣言。
マキャベリ:ウソと真実を混ぜて混乱させる策士。
ラスプーチン:ダウトを食らっても「私は死なぬ!」とカードを引いて復活。
ガリレオ・ガリレイ:「それでもこれはハートの5だ」と言い張る天文学的ウソ。
チャーチル:葉巻をくゆらせつつ、皮肉交じりの「ダウト」。
チェ・ゲバラ:革命の炎でカードを焚書しようとする危険人物。
カサノヴァ:プレイヤー全員に色仕掛けで信じ込ませようとする。
ジョン・ディー:霊界と交信してカードを透視するインチキ魔術師。
イットリウム(本物のホンモノ):カードを食べ始める。ルールは通じない。
第一ラウンド
最初に動いたのはジャンヌ。
「神が言っている…これは“クラブの1”だ!」
→ 実際に置いたのはスペードのK。
マキャベリ「ふむ、ジャンヌ。君は“神”を盾にしたが…神も欺くのが政治の本質だ」
ジャンヌ「なっ、神を侮辱するな!」
チャーチル「いやいや、侮辱してるのは君だよ、ジャンヌ。…ダウト。」
→ ジャンヌ、早々に言い当てられる。悲しみのあまり焼身自殺
第二ラウンド
マキャベリ「私は“スペードの2”を出す。信じるか信じないかは君次第だ」
(実際はジョーカー)
ガリレオ「観測した!お前の言葉は惑星の動きと一致しない!…ダウト!」
→ ガリレオは涙目。
第三ラウンド
ここで動いたのはカサノヴァ。
「ご覧あれ、この手は“ハートの3”。だが君たちの美しい瞳には、3以外は映らないだろう?」
→ 女性陣(ジャンヌと武則天がいればもっと効果的だったが…)には響かず、全員ドン引き。
チェ・ゲバラ「革命家の目に色仕掛けは効かん!…ダウト!」
→ 本物。カサノヴァ「愛こそ真実…」とドヤ顔。
第四ラウンド
ラスプーチン「私は心を清めた…この手は“クローバーの4”だ」
(堂々と“ハートの7”を出す)
ジョン・ディー「我がクリスタルが告げる…これは虚偽。…ダウト!」
→ 的中。しかしラスプーチン、カードを受け取っても全くダメージがない顔で、
「私は不死身…カードの山もまた我が魂の糧だ」と狂気の笑み。
第五ラウンド
イットリウムのターン。
カードを掴んで「ン゛ァァァ——!」と叫び、全部食べ始める。
チャーチル「……ゲームが成立しないではないか。」
ガリレオ「観測不能だ…!」
マキャベリ「これぞ政治のカオス……。」
審判「イットリウム、反則負け!」
イットリウムは口からカードを吐き出し、観客席が阿鼻叫喚。
クライマックス
終盤、残ったのは チャーチル・ガリレオ・カサノヴァ。ポルポト枠(唯一のまとも)がいないので混沌。そして、誰もダウトと言わない中、山札だけは淡々と積み重なっていく。
チャーチル「最後の勝利をつかむのは、この私だ。」
ガリレオ「いや、天の動きは私に微笑んでいる。」
カサノヴァ「いやいや、愛こそ勝利の証。」
ジョン・ディー「霊界が…カードの未来を……」
ジャンヌ「神は言っている、私が勝つと!」
ジャンヌが復活し、場を荒らす。全員が積み重ねてきた山札は散らかる。
ジャンヌ「ふっ!私の勝ちだな…。これが神の力!」
ガリレオ「それでも君は反則負けだ。」
→ジャンヌ火刑
エピローグ
主催者「……もういい。優勝者は“イットリウム”でいいよ。」
イットリウム「ン゛゛゛゛ア゛ァァァァ!!」
観客「なんでだよぉぉぉ!!」
こうして「歴史的人物ダウト大会」は混沌のうちに幕を閉じた。




