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閑話   エイプリルフール編

話的には24話の途中の出来事です。

何時もの半分くらいと短いですが、お楽しみいただけると幸です。

これは俺達が屋敷を手に入れて初めて迎えた朝の話でだ。

え?何で急にこんな話をするのかって?

それはエイプリルフールでもついていい嘘と駄目な嘘があるのを再確認したからだ。 


俺が部屋を出ると、レネンスが俺に引っ付いて来て言った。


「リクリク〜、僕は今日からお仕事するよ〜」


「へえ〜、仕事か〜。大変だろうけど頑張t、待て今レネンスは仕事と言ったのか!?」


「うんそうだよ〜」


あの常に寝ていて、ぐうたらしているようなレネンスが仕事!?

一体どんな仕事をするんだ!?


「あれ〜?もしかして真に受けた〜?」


「は?真に受けた?どう言う意味だ?」


「今日はエイプリルフールだよ〜」


「え?今日ってエイプリルフールだったのか?でも召喚された時、日本はエイプリルフールまだだったぞ?こっちに来た日数を入れても、まだのはずだけど」


「何かね〜、こっちの世界と日本の時間はちょと違うんだって〜。でも日本の暦と照らし合わせるとね〜、今日がエイプリルフールって事になるんだって〜」


「へ〜、そうだったのか。それなら俺が何かエイプリルフールのネタをやっても文句は無いというわけだな」


「うんそうだよ〜」


これは面白くなりそうだな。

俺はニヤニヤしながら、どんな嘘をつこうか考えていた。




リビングに行くと尊とグラニーが朝食の準備が丁度終わった所だった。


「ちょと流空、遅いわよ?」


「昨日、複製カードを2枚作ったんだから仕方ないわよ。そんな事よりほら早く食べましょう」


とりあえず尊からエイプリルフールの嘘をついてみるか。

俺が尊に話しかけようとすると、グラニーが俺の方に寄って来て、俺の腕を胸に押し付けながら言った。


「ねえリク。朝食を食べ終わったら、リクを食べていい?」


「えっ」


「え!?」


尊が驚いた顔をして大きな声を出していた。

だがそんな事を考えている余裕無い。

俺は一瞬何を言っているのか分からず思考停止しながら、グラニーの方を見た。

するとグラニーは、蕩けたような表情をしていた。

正直ヤバい。

何がヤバいって腕に当ってるグラニーの胸(グラニーは意外と着痩せするらしく腕がかなり沈んでいる)とか、グラニーの蕩けた表情とか、後は前の2つのせいでグラニーが言った『ねえリク。朝食を食べ終わったら、リクを食べていい?』がとてもいやらしく聞こえるのとか。


「ど、童貞にはこんな事をしてはいけませんよグラニー!!」


「どうtって、今はそんな事よりも朝からそんな事は許さないわよ!!」


尊が俺の童貞発言に赤くなるが関係ない、と言うより構っている暇がない。

俺が若干キャラ崩壊してオネエのように答えて、尊も赤くなりながらグラニーに詰め寄ると、グラニーはパッと俺達から離れて笑顔で言った。


「エイプリルフール」


「お前もかブルータス!!」


俺が叫ぶと、グラニーは何かを察したのかレネンスの方を見た。


「あら?レネンスにもやられてたのね。レネンスは、リクにどんな嘘をついたの?」


「僕が今日から仕事をするって言った」


「その嘘をレネンスに言わせただけでも快挙ね」


「え?エイプリルフール?」


尊だけ付いて来れてない。

これなら今なら行けるか?

よし、こうなったら尊だけでも驚かせないとな。


「尊!!」


「ひゃ、ひゃい」


俺は、尊の両肩を掴みながら呼ぶ。

尊は、俺が童貞発言した時よりも赤くなっている。

大丈夫か?

まあ良い、今はエイプリルフールのネタの方だ。


「俺と付き合ってくれ!!」


「ふぇ!?」


尊が先程よりも赤くなり、と言うか体中真っ赤だな。

本当に大丈夫か?

俺が密かに、尊の心配をしていると尊が両手を上下に振りながら答えた。


「え、えっと流空の気持ちは嬉しいけど、今はこの世界の生活に慣れるのが先だと思うのだから・せ、生活が安定しt」


何か長くなりそうだったので、尊を離してネタバレ?をする。


「エイプリルフール」


尊がキョトンとした顔をした後、俺が告白モドキをした時と同じかそれ以上真っ赤になって、両手で顔を隠し後ろ向きにしゃがみ込んだ。

何これ、何故こうなったのか分かんないけど、尊可愛いな。


「ふ、ふふ、ふふふ」


俺がそんな呑気な事を考えていると、尊が変な声を出し始めた。


「お、お〜い尊?大丈夫か?」


「リク頑張ってね」


「頑張ってね〜」


俺にそう声をかけて、グラニーとレネンスがリビングから出ていった。

まずい俺もリビングを出よう。

そう思い動き出した時には遅かった。


「どこに行くの?『流空が動くのは駄目よ』」


な、『命令』を使われた!?

尊は、ゆらゆら立ち上がって、ハイライトが消えた目で俺を見てから言った。


「ふふふ、乙女の心を弄んだらどうなるか教えて上げましょう」



この後どうなったかは、みんなの想像に任せたいと思う。

ただ1つ言いたいのは女子って怖いねと言う事だ。

どうでしたか?


次の投稿は、2日後の4月3日の予定です。

投稿時間は午後10時予定です。


ご感想、誤字、ここをこうして欲しい、こういう能力が欲しい等など、何でも送って頂いて大丈夫です。

ゆっくりと進んで行きますが応援よろしくお願いします。

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