↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
知識は最も重い荷物でも前に進む  作者: 秋月 筑摩
第二部 助走
PR
48/79

JCS緊急会議・天帝の裁可(1937年7月8日)

1937年7月8日 09:00


 皇居内のJCS会議室に天帝、宇垣総理、陸軍・海軍参謀総長、竹中・竹田・麻子・みほが集まった。


「現地の第一連隊から、『支那軍側からの発砲』と、『確認が取れていない』との報告です」と竹田。


 宇垣首相が、「最初はどっちが発砲したのでしょうかな?」


 知仁は首を横に振った。


「今となっては誰が撃ったかは、もう問題ではない。問題は、誰が私の意向を無視しようとしているかだ」


 みほが続けた。


「武藤章と牟田口廉也の動きが気になります。停戦交渉を妨害するような動きと、それを止めようとしない河辺正三が問題です」


「証拠は」


「今、集めています」


「麻子」


「はい」


「SSSを動かせ。武藤と牟田口の命令書、河辺の同意書を全部押さえろ」


 竹田が地図を指した。


「秦徳純側のルートとの接触は可能です」


「使え。ただし、頭を下げるな。向こうが損をしない形にしろ」


 11:30、知仁はトトと念話していた。


(この火は、ここで消す)


(うん。消せる。ただ、消し方が大事だ。今までと違うと思い知らせるのが大事だ)


 13:30。竹中は知仁の前に座った。


「戦線は拡大させるな。朕の言葉として陸軍に伝えよ。不拡大。これが方針だ」


「承りました」


「ただし、現地の兵士たちの名誉は守れ。誰かの失策の責任を、末端に押しつけるな」


「……はい。主要幹部指揮官の証拠は抑えつつあります。後で公開の席で追求します」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。