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カレー魔神VSドクター・マカナツ

カレー魔神VSドクター・マカナツ

 カレー魔神が跋扈しだしてから町のカレー屋は軒並み店を閉めた。休業にして難を逃れようとした者もあったが、かの魔手はどこまでも追ってきた。

 家庭のテーブルからもカレーが消えた。子供たちは嘆き悲しみ母親は夕食のローテーションメニューが1つ減ったことによるダメージから立ち直れなかった。


 その巨悪と戦うため、ドクター・マカナツが立ち上がった。今世紀最高の天才発明家であるドクター・マカナツはカレー魔神をうち砕くべく恐ろしい威力の武器を開発した。


 その名も『カラクナクナール』!

 カレー魔神が狙うカレーの味をマイルドに変えてしまうのだ。


 激辛好きなカレー魔神に対して魔神討伐隊はドクター・マカナツの武器を駆使してマイルドに戦った。

 カレーを目の前にして、それがマイルドであることが我慢できず、カレー魔神がカッと熱くなった。それを狙っていた討伐隊はカレー魔神に向けて『カラクナクナール』を噴射した。

 さしものカレー魔神もドクター・マカナツの頭脳には勝てない。とってもマイルドな口当たりになったカレー魔神はおしとやかに消えていった。


 こうして戦いは終わった。

 街には平和が戻り、食卓にはカレーが戻った。

 そしてまた、ドクター・マカナツの発明によって人々の間の紛争までも解決した。

 いわく、『一つの鍋で激辛好きも甘口好きも満足いくカレーを作れるか否か』論争に決着がついたのである。

 人々は鍋いっぱいの激辛カレーを作り、『カラクナクナール』を使うことによって好みのマイルドさを手にすることができるのだ。人々はドクター・マカナツに深い尊敬の念を抱いた。


 ドクター・マカナツは『カラクナクナール』の大ヒットに驚いていた。

 対カレー魔神用に強力な噴射機能を開発したのだが、中身は牛乳と卵の混合液なのだ。ご家庭で手軽に作れるものなのにと首を捻りながら、ドクターは今日もマイルドなカレーを頬張るのだった。

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