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推しのVTuberからの愛が重すぎるんだが?  作者: 薄明


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案の定、というか今回のオチ

あれから一週間《・・・》が経った。


本来なら、その一週間で同棲(仮)は終わるはずだった。

期間限定。様子見。仮置き。


だったはずなのに。


「離れるわけないじゃないですか」


「ここがイエーイ」


案の定というか、予想通りというか。

二人が一週間で帰る未来なんて、最初から存在していなかったらしい。


気づけば物は毎日少しずつ増えていき、配信用の部屋はいつの間にか防音性が上がっていた。

あまりにも自然で、あまりにも手際が良くて、

最初からこうなる前提だったような気さえしてくる。


俺としても正直なところ、肉体関係を持った以上、


「はい、期間終了だから帰ってね」


なんて言えるほど割り切れなかった。


それに一人でいるより、幾分か安心している自分がいたのも事実だ。


最初の数日は、色んな意味で落ち着かなかった。

全部が気になっていた。


でも一週間も経てば、人間は慣れる。

慣れてしまう。


メイちゃんは、りさが言っていた通り、家事が完璧だった。

掃除、洗濯、細かいところまで気がつく。

しかも積極的で任せる隙がない。


一方で、りさは家事にはほとんど参加しないが、その代わり、家にいる時は俺にべったりだった。


距離が、近い。


俺がリモートで仕事をしている時もりさは近くで自分の作業をしている。

話しかけてくるわけでも、邪魔をするわけでもない。


ただ、そこにいる。


それが逆に落ち着いてしまうのだから、もう手遅れだったのかもしれない。


それと、りさはマッサージが上手かった。

どんなマッサージかは言わない。

言わないが、男としては非常にありがたいタイプのやつだ。


……本当に言わない。


で、料理担当は基本的に俺だった。


一度だけ、メイちゃんに夕食を任せたことがある。


「任せてください!」


やたらと張り切っていた。


そして出てきたのが、


・ガーリックソースたっぷりのステーキ

・山芋の磯部揚げ

・ほうれん草のアーモンド和え


その時点では、「おお、美味しそう」と、何も考えていなかった。


ガーリックソースは至高だった。ステーキは柔らかくて、ソースと相性抜群。

山芋の磯部揚げは初体験だったが、食感と磯の風味が意外と合った。

アーモンド和えも、もちろん美味しい。


三人で、普通に、美味しく食べた。


さて。


このあと何が起きたか、

感のいい人なら、もう分かると思う。


ナニがとは言わないが、異常なまでに元気だった。


「……メイちゃん、なんか入れた?」


「てへっ」


やりやがった。


聞けば、その料理自体が、滋養強壮、活力増進、体を元気にする的な内容らしい。

しかも三人とも同じものを食べている。


つまり、

全員が同じ結論に至るのに、時間はかからなかった。


……結果?


察してほしい。


そんな経緯があり、

料理は俺が担当することになった。


誰も異論はなかった。

それがもう、答えみたいなものだった。

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