12/24
12:航海
努力の影は見えない
肌寒い 木立 夕暮れ
木漏れ日の失くした温み
あの日吹いていたはずの風の残り香
記憶の分かれ目 網状葉脈の末端
創造性 シナプス交差する煌めき
その切っ先を僕は探している
電車 町並み
半分だけの顔とすれ違い
遥か上空
飛び交うコミュニケーション 爆発
羽ばたくのは一瞬
病める時代にこと足らなかった僕らが
時代錯誤 週末 終末
厭世的な眼に貼り付いた
普通 まとも 区別 差別
当たり前がなくなって
言葉さえも意味を持たず
心情 心境 信教
押さえつけた自我が肥大化する
ならば歩け
この無味無臭な未来を
背中合わせに鬱憤
ふざけるくらいでしか
取り戻せない笑い 呼吸を
山並み 消え行く帰路
安寧は遠い 月轟く航海
後悔 後腐れなく消えてくれ
光明 もう待たせるな
その道をくれ 茨でいい それをくれ
安寧は遠い 月轟く航海
安寧は遠い 月轟く航海




