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インフルエンサー失踪事件  作者: たま


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4/13

フェイク

「本当に皆勝手よね!

先生も犯人は代議士だと言ってたじゃない!」お金を貰った時はホクホクしたが、実際に調べだすと腹が立ってきた。

「潤さんも十分勝手だよ。さっきまで世界遺産の話してたじゃん。機嫌よく。」鬼丸が呆れる。

「奥様も誘拐事件となったら、もう離婚どころじゃなくなって、夫婦共闘組んじゃって。ご主人のこと信じてるんだ。仲良しじゃん!」携帯でニュース見ると旦那さんは隠れて奥さんが矢面に立って頑張っている。

「でもインフルエンサー周辺は、皆代議士のストーカー行為で怯えてたと言うしね〜

奥様もそこは否定してない。

ただ、誘拐は違うと。」潤は首を傾げる。

「長年夫婦やってると何か分かるんだろね。アテがある訳でもないのに断定してるね。明智先生もそこが気になったみたいだね。」戸山公園の芝生広場をまた目指しながら山手線にゆられる。

「長年の連れ合いだから分かる違和感って奴?

そんなだから浮気されたんじゃないの?舐められてるんだよ。ただ。」潤は長年犯罪者の家族とか面会来る人に会ってるが、口先で「申し訳ない!」と言いながら、家族のしでかしたことには「仕方ない。」と言い訳する人が多い。

「仕方ない」で傷つけられたり殺された方は済まないのに!

人間の自分勝手をさんざん見てきた。

「奥さんも代議士が誘拐犯だと自分の立場が悪くなるから私達に薄い証拠を探させて、明智さんの口先で何とか凌ごうとしてるだけよ!息子さんも会社辞めてお父さんの地盤受け継ぐ準備始めたんでしょ?

息子さんのためじゃない?」潤は世論と同じく代議士が犯人説だ。

「自分はSMクラブ行ってても、ヤクザに金払えば拉致誘拐させれるでしょ?今もどこかに閉じ込めてるんだと思うけどね。会期であっても人命が大事だから、早く代議士を絞めて吐かせた方が良いと思うけど。」だいたい世論と同じ考えだ。

「インフルエンサーの動画スタッフや両親が必死で娘を解放してくれ!と頼んでるのだから、奥さまは言い訳ばかりしないで旦那を〆るべきなのに!

無実だと私達に証拠見つけろ!なんて!

本当に人間ってカスばかりだよね〜」潤さんがどんどん愚痴が多くなる。

「僕は明智先生の人を見る目は確かだと思うよ。

奥さんのそんな計算なら無視したと思うよ。

僕らに電話してきたのは、先払いなのは、拉致された人に危険が及んでると思ったんだと思うよ。

代議士だったら殺さない。

だが、代議士以外なら、初めから殺す目的だと」潤が手で鬼丸の口をふさぐ。

「代議士じゃない?そんな可能性あるの?」潤も顔色が変わる。

「かばんがヤブに捨てられてじゃん。アレもどうせ代議士がプレゼントしたものだろう。捨てるかな?

そして生かすつもりならカバンや携帯捨てないだろう。中身はネタの宝庫だ。詰問するネタを捨てないだろ。」鬼丸の推論に背筋が冷えていく。

「…生かす気ないと?」潤が聞き返す。

「うん、彼女の身体に用事があるんだろ?が彼女の人間性や中身は用が無い奴ら?かもな。

代議士から頼まれた奴らでは無いかもな。」鬼丸の話を聞いてどんどん血の気が引く。

インフルエンサーは色んな人の目につく仕事だ。

シリアルキラーの目にも晒される。

「盗聴器は、簡単に他の人間にも傍受出来るんだよ。つまり彼女の私生活は他の人間にも丸わかりなんだよ。」鬼丸が説明する。

明智先生もこれが代議士以外の時のヤバさに気付いたのだ。だから鬼丸と潤をすぐ動かした…

2人は地下鉄を西早稲田で降りて戸山公園の芝生広場に向かった。この間は、すぐトイレの裏のヤブの中に入って探し物したので気付かなかった事が。

「工事してたせいで真世さんは防犯カメラの前から移動するしかなかったのに、なんでこの間も今も工事してないんだ?」鬼丸が舌打ちした。珍しい。

「ホントに。私達、こんな大ごとになると思って無かったから…言い訳か!マヌケだね!」潤も下を向いて芝を蹴る。

そう道路なども年末調整で意味なく掘り起こされたりするが、行政工事は意味なくダラダラ長いものだ。1日だけ、たまたま芝生広場が閉鎖されて、翌日鬼丸達が探し物してる時は普通に芝生広場が解放されてた。

「工事自体がだましなんだ!フェンスも立て看板も!

全部犯人の仕掛けだったんだ!真世さんを防犯カメラの位置から遠ざける為!」2人は地団駄(じだんだ)踏む。

フェンスがあるので人は他の広場へ行ってしまう。人気が消えてフェンスで視界も防げる。その上で次のトイレ前の防犯カメラまでの間に拉致して車に詰めたのだ。

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