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電光怪人チェイン〜ヒーローになりたい僕と26のチートな力〜  作者: 蒲竹等泰
第24話 D4Cイグニッション
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第24話 その2

会議室を追い出された僕は新造された本部の内装を今更ながら見て回る。


「いやぁ〜日当たりいいなぁ」


僕は独り言を言いながら廊下を歩く

というかアルドナープが聞いてOKで僕はだめなんてことあるか、いや、そりゃアルドナープは幾億年生きてきてるから大人ではあるんだろうけれど彼女を通して僕が知るとかは思わないのかな、あれであの人の口は軽いぞ。


………しかし日当たりがいいな


組織が世間にも周知され堂々と町中に立てることができるようになってSOCDOの本部は地下に埋められていた以前とは違いずいぶん開放的で日当たりの良い施設となった。

まるで後ろ暗いことなんてありませんよとアピールしてるかのようだ


「…………ん」「あ」


ロビーを歩いているとエレベーターから花音ちゃんが出てきているところでちょうど目が合う。

………そしてなんか気まずそうに目をそらされた


「………やぁ花音ちゃん!」


ちょっと悩んだ結果、何事もないかのように声をかけるを選択

僕は軽く手を上げて挨拶する。


「ぁ……お、おはようございました」


「逃げないで!?」


駆け出そうとした彼女に思わず罪悪感を感じる

いや、でもなんで逃げるの?

なにか理由……


「もしかして……怖い?僕が」


ピタッと足が止まる


「まぁ、そりゃぁそうだよね」

「怪人態の僕の拳を、しかも電気放って高熱を発してる威嚇全開のが頬を掠めたんだ、怖くないはずがないよね」


「…………違うんです!」

「わ、私はあなたに、あなたに謝らなければならなかったんです!」

「でも、私、タイミングが掴めなくてつい……」


「謝ること?」


はて、こちらに謝るべきことはあれど謝られるようなことはまったく無くないかな?


「あの、私、ひどい勘違いをしてしまって」


勘違い


「人を殺そうとしてるなんて、ひどい勘違いをしてしまい」

「申し訳ございませんでした!」


勢いよく頭を下げられる


「…………へ?」


人殺し………あぁ!そういうことか

彼女は僕が木植さんを殺そうとしてたと思っていたのか。

………いや、別にそれは勘違いではないか

正直殺そうと思っていた瞬間はたしかにあったし。

なので謝られると逆に僕のほうが罪悪感がすごくなってくる。

………いや、しかし本当に殺そうとしてたから勘違いじゃないよ、気にしないで!

なんて言えないし


「き、気にしないで!」

「それより髪の毛とか、怪我とかは大丈夫?」


「傷はほとんどありませんでしたから大丈夫です、髪の方は斬っちゃいました」


昨日とは違う髪型を指で軽く弄りながらはにかむ……


そうか……焦げちゃった髪を

乙女の命を……

学園の天使とか呼ばれてる人のあの髪を……


「すいませんでしたッ!」


「謝らないでください!?」




「そっか、じゃぁ木植さんのお見舞いに来てたんだ」


僕らは公園のベンチに腰を掛け

横に並びながら話をしていた


「はい、局員の家族である私しかお見舞いには来られなかったので」


「優しいねぇ君は、優しすぎて損でもしないか心配だよ」


僕の軽口のような、聞きようによっては嫌味にも聞こえかねない一言に彼女は首をひねる


「損なことありませんよ?」

「いつだって私は誰かのためにやってると思うと気持ちがとても良くなるんです」

「私はいつだって私のためにやってるんです、それにそんな気持ちの問題以外にも得なことはいっぱいありますよ」

「みんな私のわがままを聞いてくれたりします、私が自分で引き受けすぎたのに手伝ってくれたり、さっきも助けたお婆さんに飴を貰っちゃいました、お腹空いてたので嬉しかったです」


………なるほど、僕とは人としての出来が根本から違うんだな彼女は。

他人に頼られる人ほど他人に頼ることができる、なるほど彼女を見てるとそうに違いないと感じれるな。


真似してみようかな


「あれ、やっぱり早太だ」


そんなことを考えていると

ベンチの後ろから急に声がする。


びっくりして振り向くと、そこにいたのは


「絵縫」


買い物袋を両手に持った下河絵縫だった


「どうしたのこんな朝っぱらから」

「君の家からはだいぶ遠かったよねここ」

「それに……」


買い物袋を椅子の背もたれに乗せながら

彼女は言う

そう言えば昨日家の近くのスーパーでタイムセールの話をしてたっけ、

彼女の今の家はこの近く、たぶん今はその帰りなのだろう。


「学園の天使、華家来花音とこんな天気の良い日に公園で2人っきり………ハッ!」


「ハッ!じゃないよ」


僕はペシッと絵縫の頭を軽くチョップする


「絶対に勘違いしてるだろ」


「え、違うの?」


「違う」

「怪物の話をしてたんだ」


「「え」」


………あ、そっかこの2人はそっち方面での認識がないや。


「えっと……こちらWと契約していた元契約者、下河絵縫」

「そしてこちら、特別開発……なんだっけ?とりあえずSOCDOで重要な立場であられる華家来輝照の娘で特例でいろいろご存知な華家来花音ちゃんです」


正しくは怪物事件(Lのとき)に巻き込まれたことで怪物のことを知ってしまったが手を加えると華家来さんが協力してくれなくなる可能性があるため全部話したうえで口止めをされている立場の人だ(何故わざわざ全部教えたのかは僕も知らない)


「あぁ、これはどうも」


「改めて、よろしくお願いします」


2人は握手する


「そっか、そういうつながりだったんだね」

「前からなんで中等部の子、しかも部活の元後輩でもない子と知り合いなんだろうって気になってたんだよね」


納得いったと絵縫は頷く。


「じゃあ何、また怪物が出たの?」


「ここんとこ毎日」

「えっと、今のところ4日連続かな?」

「いいかげん疲れてくるよ」


「うわぁ……大変そうだねぇ」

「手伝えることある?」


「無い、あっても借りない」


彼女まで怪物騒ぎに巻き込まれて指名手配なんてことになるのはまっぴらだ。


「能力も、よっぽどのことが無い限り使うなよ?」


「はは、わかってるよ」

「………で、今回の敵はどんなのなの?」


だめだこいつ、首突っ込む気満々だ

…………あ、ちょうどいいや。


「ねぇ、絵縫」

「君前から噂話を集めてたよね?」


願いを叶えるフィルムの話をされた日を思い出しながら尋ねる


「え、別にそんなことは無いけど……まぁ、人よりかは知ってるかも?」


「ほんと?」

「じゃあさ、20年くらい前の悲惨な事件って知らない?」


「悲惨な事件?」

「そんなのしょっちゅう過ぎてどれかわかんないよ」


「そん中でも有名じゃ無いやつ、しかも不自然なくらい、なんか隠されているみたいな」

「そんな事件が無かったかな、まぁ、もしかしたら30年前の話になるかもしれないけれど」


僕はダメ元で彼女に先ほどの会議でみんなが僕に聞かせないようにした話の、彼らが言っていた心当たりの正体を知らないか尋ねてみる。


「え、20〜30年前ってこと?」

「ん〜、心当たりがあるのは2つかな」


「え、2つも?」


「うん、あ、でも片方は完全に都市伝説だから実質1個かな」


「………たぶん怪物関連だから都市伝説の方かもしれないし、そっち先に教えてもらえる?」


「え、たしか中央主導で行われていた強化人造人間作成計画が凍結されたとかそんなんだよ、同時に強化人間の作成は全面的にご法度になったみたい」

「やっぱりあんまり怪物が関わってるって感じの話題ではなくない?」


「たしかに……」

「もう一方は?」


「どっかの宗教組織が爆弾を使って大規模な連続テロを引き起こしたって事件だよ」

「大型ショッピングモールから鉄道、生産ライン、中央の権力者の講演会とか人が集まるところとか食料、エネルギーを生み出すところ権力者とか、そんなもはや国家転覆でも狙っているんじゃないかってほどの規模で当時ほぼ毎日のように何処かで爆発が起こってたって」

「しかもその方法は多種多様、中には自爆テロもあったとか」

「……その、余りの死者負傷者の数から悲惨すぎてニュースで報道できなくてもうあまりみんなには知られてないみたい」


爆破テロ


「この話を聞いたときから不思議だったんだよね、厳重に管理されてる生産ラインとか、持ち物、身体検査があるであろう講演会で爆破テロなんてどうやったんだろうって」

「でも、怪物の能力によるものだったってなら納得かもね」


考えるにイグニッションがそうなのだろう

………まてよ、自爆って前にも何処かで

なんだっけ、まぁ、後で思い出せばいい。


僕は感謝の意味も込めて絵縫に席を譲り2人の前に立つ形で話を続ける


「その宗教団体の名前は?」


「知らない」

「でももう一応解体されてるはずだよ」

「なんかきな臭い噂は聞くけど」


「きな臭い噂?」


「ニュースで報道しないってことはその人たちのことを知らない人が増えてるってことじゃん?」

「実際、早太は知らなかったわけだし」


「そうだね」


「だから知らない世代の人達がそんな事をした集団だって知らずに集められてるって噂があるんだ」


「え、解体さたんでしょ?」


「1度潰せば消えてくれるなんてそんなまともな集団じゃ、ないだろうからね」


「新生なんとかってやつか……って、おっと」


話しているとカートを押していた老婆と軽くぶつかる。

するとどうも何か悪かったのか老婆は崩れるように転び、カートも倒れた。


「すみません、大丈夫ですか」


僕はしゃがみこんで老婆に手を貸す


「あらあら、どうもご親切に」


老婆はゆっくりと、両手で僕の手を取る


「ふふ、運が良かったわぁ」


よくある親切な若い子に会えてラッキーとかいうやつかな?

それだったら転ばせてしまった人がその言葉を受け取るのはおかしい。


「いや、転ばせてしまったのは僕なので手を貸すのは……」


「まさか今日の今日、主の仇の子がこんなにも近くにいたなんて」


……………………………!?


数秒理解するのに時間がかかった

言葉から察するのに時間がかかった

僕は転んだ老婆を容赦なく引き上げてその腹を人のいない方向へ蹴り飛ばし

とっさに立ち上がろうとしてた2人を抱きしめるようにして庇う


「……………チッ、しくった」


僕が内心毒づいた瞬間

老婆赤い火を噴き出すように爆発する


僕は覚悟とともに老婆の内から放たれた熱を背に受ける。

捻じれ千切れそうな痛み

熱い


肉と骨がミンチとなり

内臓がシェイクされぐちゃぐちゃになっていくのを脳が麻痺することなく伝えてくる。





彼女達に怪我の1つも無いといいのだけど

セッションがタイムアウト

こいつのせいで何度後書きに設定書き込んでもやり直しになる!

もうしばらくやりません。


さて、話は変わりますが

いったい今現在何人の人が読んでく出さっているのか知るべる私はここに宣言します、

次の投稿は来週の金曜、4月26日朝の10時です。

ぜひ当日読みに来てください

ご協力よろしくお願いします。

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