登場人物(4)と閑話?(3)
今回、新キャラは少ないので書くかどうするか迷ったのですが、一応、列挙しておきます。
適当にコピペで作っている関係上、今後登場する予定のない人や、使う予定のない設定なんかもありますが、ご容赦下さい。。
●平村
和泉 郷太郎
平村の庄屋様。53歳。
子供は五男二女。
和泉 一
平村の庄屋様の長男。27歳。
家を継ぐということで、幼少の頃から他の兄弟よりもおかずが一品多かった。
和泉 大五
平村の庄屋様の五男。18歳。
次兄と同い年で仲がいい。
新八爺さん
砂糖作りの名手。69歳。
爺さんの作る砂糖には笑茸がブレンドされており、そのせいで軽い幻覚作用が出る。
●冒険者組合(大杉町)
内藤 菫
19歳。女性冒険者。私。
初級冒険者。Lv6。
身長は5尺4寸。
晒で抑えているが、胸は人並みよりも少し大きめ。
冒険者学校卒で槍使い。
よく次兄をポーターに雇っている。
●士族
花山 十兵衛
大杉藩の藩士。拙者。
農民に変装し、庄屋様に伝言と山上くんへのご祝儀を届けた。
●竜サイド
武官の竜人 不知火 武
横山さんに例外はないと言った竜人。俺。
雫様の出身の竜の里と一戦交えた後、赤竜帝に誘われて宴に参加することになった。
●雫様の出身の竜の里
赤石 源一郎 :30代半ばの風体 赤竜 オス。
里長。
雫様の父。
赤井 長政
平村に行ったものの誰もいなかったので、仕方なく葛町まできた三竜隊の隊長。
黒山様と同じくらいの巨体で、実力もかなりだが、蒼竜様に敗れた。
※三竜隊は三流隊という事ではない。
赤光 肇
三竜隊の1頭。
それなりに強い筈だが、雫様が相手なので早々に諦めた。
戸赤 焔太
三竜隊の1頭。
山上くんに拳骨でやられた竜。この中では一番若い。
〜〜〜
これだけだとちょっと少ないので、閑話も入れておきます。
〜王都城内某所にて
【登場人物】
柳橋 大納言 神楽 :将軍
滝畑 大宮の守 幸直 :大宮藩藩主
山本 大杉の守 隆家 :大杉藩藩主
【将軍が大宮の守と大杉の守を呼び出して】
柳橋:して、祝儀は渡せたかえ?
山本:平村の庄屋を通して滞り無く。
滝畑:庄屋が二度祝儀を出す失態があったそうだが?
山本:それは・・・、解決済みにございます。
ただ、結婚の祝儀を別に出せと。
柳橋:ほう。
謙虚かと思うておったが、違うということじゃな?
山本:いえ、話の流れにて。
滝畑:庄屋が二度も持ってきたゆえ、一方は昇格の、一方は結婚の祝儀と考えたとか。
山本:こちらでも、そのように聞いております。
柳橋:ふむ。
ならば、山上殿から持ちかけた話ではないとな。
山本:おっしゃるとおりにて。
柳橋:ならばよい。
後は、そちでいかよういもな。
山本:御意。
〜大杉町冒険者組合室にて
【登場人物】
長谷川 彌助:大杉町冒険者組合の組合長
縦島 勇気 :大杉町冒険者組合の副組合長
上野 末吉 :葛町冒険者組合の組合長
野辺山 剛人:葛町冒険者組合の副組合長
白河 仁成 :冒険者学校の校長
その他、会議室には各冒険者組合の担当数名
【大杉藩冒険者組合会議】
長谷川:して次の議題だが、山上様の正妻様の件はどのようになっているか。
白河 :こちらは、原因が判明いたしました。
どうも、大杉の御用商人の一つが更科屋を快く思っておらず、仕組んだようで。
長谷川:なるほど。
上野 :こちらは、前回報告した卒業生2名と、外部で13名に加え、平村で4名追加だ。
庄屋の五男が加わっておった。
長谷川:ふむ。
こちらは追加で卒業生6名が判明した。
外部の追加はない。
前回が卒業生42名と、外部で16名だから、合わせて64だ。
野辺山:それで、本部は何と?
長谷川:ふむ。
こちらが進言したのは、主犯は獄門、それ以外は追放。
更に、冒険者資格と師の剥奪だな。
だが、本部は子供のしたこととして、全て却下してきた。
有力者の子弟に対象者がいるが、その連中に探っているのが伝わったらしい。
本部に金が流れたからだという噂もあるが、真偽は不明だ。
ところが、山上の昇格が伝わるや、向こうも考え直してきた。
師の資格剥奪と、冒険者資格の一つ降格と言ってきた。
あと、冒険者見習いは謹慎一週間だそうだ。
上野 :見習いは剥奪ではないのか?
長谷川:信次という山上様のお兄上が、まだ冒険者見習いだからだと言っていた。
まぁ、表向きだろうが。
上野 :なるほど。
実際は、今年卒業したばかりの子を持つ親が手を回したからと言ったところか。
あと、気になるのは獄門または追放の部分が消えている点か。
監査で露呈した場合、どう対処するつもりか?
長谷川:こちらは、本部が判断したと丸投げするつもりだ。
上野 :向こうが対抗作を準備していた場合は?
長谷川:例えば?
上野 :書類上、追放の指示をしてあった場合だな。
長谷川:それは、厄介だな。
野辺山:検挙する指示を、本部から人を呼んでやらせるというのは如何でしょう。
規模が規模です。
本部に足路を願えば、嫌とは言えないのでは?
長谷川:なるほど、では、それで。
(長谷川組合長、一口だけお茶を飲んでから。)
長谷川:もう一つ、本部から指示はないが、在校生の扱いが決まっていない。
追放にしないなら、残りたいものは残って良いことにしてはどうだろう。
白河、どう考える?
白河 :・・・なるほど。
将来的に、高級に上がる時に必要となる知識だ・・・です。
知っておいて損はないので、退学までは不要かと。
縦島 :犯罪者なのにぃ、庇う必要はないのではぁ?
白河 :一定数、中級から上がれず、腐るものがいる。
そういう連中が増えると治安が悪くなるが、如何に。
縦島 :つまりぃ、将来、犯罪者が増えないようにですかぁ。
・・・難しいねぇ。
長谷川:うむ。
これを踏まえ、ここにいる皆で決を採って決めるが意見のある者は?
・・・
長谷川:おらぬな。
では、縦島、玉の字を頼む。
縦島 :承りましたぁ。
長谷川:では、退学が良いもの、挙手せよ。
・・・
長谷川:次、卒業はさせるが、師の資格は与えぬというものは挙手せよ。
・・・
長谷川:ふむ。
縦島 :後者が多いかとぉ。
長谷川:相わかった。
次回から新章となります。
一応、更科屋に関わる騒動をやる予定で、久しぶりに岡本様が登場します。
あと、2章から7章までは1章3日(5章だけは6日)づつで話を進めてきましたが、この章では一気に日数が進みます。
例によって登場人物のところは、なぐり書きのコピペですみません。
あと、長谷川さんが「玉の字を頼む。」と言っていますが、あれは現代風に言えば「正の字を頼む。」となります。
現代は数を数える時、正の字を書いていきますが、江戸時代の頃は玉の字を書いて数えた方が一般的だったそうです。ちなみに書き順は普通の玉の字と違って、
一→二→三→王→玉
だったとか。
* 五つでひとつ
西田知己『『塵劫記』にまなぶ』研成社, 2005年, 62頁