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終わらない青春の中で  作者: 白月 海
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6話 村上との出会い

叔父からの電話から3日後程経った。

学校が終わり、家に帰ってる最中に着信音が鳴った。

その番号は真琴の携帯には登録されておらず、見知らぬ電話番号だった。


「はい、もしもし」


「突然の電話申し訳ないね、君は真琴君かな?」


「そうです」


「君の叔父さんから連絡をもらってね。おっと失礼、私は村上(むらかみ) 政策(せいさく)という者です」


「叔父さんの知り合いの方でしたか。初めまして、俺は東仙寺 真琴です」


「それでアルバイトをしてもらえるという事なんだが...今日、これから時間を空ける事は出来るかな?」


「丁度学校が終わりましたので、いつでも大丈夫です」


「そうかそうか。それでは今から2時間後に駅で待ち合わせで」


こうして電話を終え、待ち合わせの時間まで余裕があるので真琴は一度家に戻り着替えた。


(えっと...履歴書と判子、それに保険証っと...)


特に持っていく物は指定されなかったが、念の為だ。

予め用意していたものを鞄に入れていく。


「喫茶店か...ウエイター的なのやるんだろうか...」


そんな事を思いながら、家を出る時間まで掃除などをして時間を潰した。

ついでに料理は大体カップ麺の為準備など必要無い。


(よし、そろそろ出るか)


予定より少し早めに家を出て、待ち合わせ場所まで向かった。


電柱に寄りかかり、村上を待つ。

少し遠くから年配の男性がこちらに向かってくるのを確認した。


(あの人かな?)


「やあ」


その人物こそ喫茶店のマスターである村上 政策だった。


「初めまして、東仙寺です」


「やっぱり覚えてないか、実は昔...真琴君がまだ幼稚園生だったかな?その頃に一度だけ君に会った事があるんだよ」


「え、昔に?」


そう言うと、村上は少しだけ笑った。

ただ...どこか寂しそうに。


「まぁその話は立ち話ではあれだ、まずはうちのお店に行こう」


―場所を移動し、ここで喫茶店″ルージュ″

こじんまりとしているも、落ち着いた雰囲気の店であった。


「ささ、こっちに座って」


村上に案内された席へと座ると、温かい紅茶を出してくれた。


「一応ここが私のお店だよ。これから君が働く場所だ。」


「...本当に良いんですか?俺は目つきも悪いし、ちょっと不愛想だし...」


「はっはっは、でも君は人が嫌がる事はしない良い子だと私は思っているよ」


「どうしてそう思うんですか?」


「これはただの勘だよ」


「...」


「それにしても...大きくなったね」


「すみません、俺...あまり村上さんの記憶が無いんです」


「無理もないよ、随分と昔の事だからね。...私は君のお父さんのお父さんの友達でね、一緒にご飯なども行ったもんだ。」


「そうだったんですか...」


昔の事を思い出し、悲しい表情を浮かべる。

村上はそれに気付き話題を変えた。



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