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レッドアームファミリー/俺たち無法者、なぜか正義の味方やってます  作者:
第一章 知ってる景色と知らない心
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奪還作戦2

マーガレットは自身の武器を素振りしている。

どのタイミングで声を掛ければいいのか分からないのかオリヴィアはそれを眺めている。

汗だくになるほどしばらく素振りをしたのち、彼女はオリヴィアに気づく、

「ナタリアに装備受け取りに行きました?」

「行きましたわよ。私はただのグローブでしたけど。マーガレットは?」

「量子リングを改良してもらいました。斥力と引力をリングに設定してくれたので、任意のものや取り出した武器を引っ張れるらしいです。けど、あなたはそんなことを話しに来たわけじゃないでしょう」

「さすがマーガレット、察しがいいですわね。今日から定期的に修行をつけて欲しいのです」

オリヴィアの言葉にマーガレットは少し驚く。

「急にどうしたんですか」

「この前人質に取られて何もできなかった自分が不甲斐ないのですわ」

「けどあれはオリヴィアのせいでは」

「いいえ、皆さんはそう仰いますが私が強ければもう少しマシだったを思いますわ」

「私は正直なところ相手に手加減して教えるのは苦手なのですが、ジンはどうですか」

「手加減は必要ありませんわ。私はマーガレットの手加減をしない。それを望んでいますの」

「うーん」

マーガレットは悩む。自分はいい先生にはなれない。それに加えオリヴィアを積極的に戦場に出すことは正しいのかどうか。実のところ先ほどの会議でジンが残る人を聞いたときテュールとオリヴィアには残ってほしかった。

かといってオリヴィアの意志を無下にはできない。

オリヴィアは厳しい条件を付けることにした。

「今回の作戦で見込みがあれば修行を教えることにしましょう。しかし、見込みがなかった場合は今後一切戦闘には参加はさせません」

「そんな、、、」

「嫌なら修行の話は無しです」

「どうしてそんな意地悪しますの」

心の奥が痛む、マーガレットも本当はこんなことは言いたくない。

しかし、死ねばそこまでなのだ。仲間のように行動しているいま、年少者の責任はジンやマッド、そしてマーガレット達になるのだ。

「軽い気もちで頼むことではありませんよ」

「そんなつもりは」

「とにかくそうゆうことです」

マーガレットはそれだけ伝えると再び素振りに戻る。

オリヴィアは座りマーガレットの鍛錬を見ている。

ちょうど館内放送が響き渡る。

『後三十分で到着っス』

『あっズリィぞ、俺様がやるって言ったろ』

『ジンさん、騒がないでください。あっそんなところ触らないで変態』

『勘違いされるようなことを言うな!!』

その放送を聞きながらテュールはマッドに貰った栽培キットをセットしている。

説明書を読みながらいろいろと頭をひねっているようだ。

「光合成、、、、?これって部屋で栽培できるのかな、、、ライトで代用可、か」

種を植えるために土に指をさし凹みを作る。

テュールは慎重に種を入れて水をかける。

「これで一旦いいのか、よし出かける準備するか」

服を着替えながらジンの言ったことを思いだす。

「、、、、スカートはやめとこ」

武器を簡易的に召喚し、コートの中に敷き詰めいていく。

その時、マッドが入ってくる。

「テュール、武器、貸して」

テュールが一瞬驚くがすぐに了承する。

マッドと話し、要望通りの武器を召喚する。

ハンマーが気に入ったのか廊下で素振りしている。

(そういえばこの前マッドの部屋に行ったとき、本しかなかったなあ)

再び艦内放送が響く、

『緊急事態っス』

『ゲルロアの攻撃が確認できた。衝撃に気をつけろ』

『ジンさん!どいてください。シールドがそろそろ限界を迎えるっス』

船が大きく揺れる。

『お前ら、操縦室に集まれ』

『作戦があるっス』

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