設定(8/28追記)
本文中で説明しきれていないところを、補足するてきな意味での解説です。
【魔法】
この世界における魔法は属性があり、地水火風の四つがあります。
他に光と闇がありますが、光は完全に使える者がいなくなり、一部の闇の魔法が王族や名門貴族に適性があり、その人の努力次第によって使うことが出来ます。
作中の魔法は基本的に地水火風の四つの属性のいずれかに属しています。
また、魔法は二つ同時に使用できません。必ず、使用できるのは一つきりです。再び使用するまでには個人差があり、一呼吸で出来る人もいれば、5分ほどかかる人もいます。
【野球の守備側が使える魔法について】
守備側が使える魔法は、投手と野手に分かれます。
【投手が使える魔法】
身体強化の魔法(火・水)
変化球の魔法と剛速球の魔法(風)
【野手が使える魔法】
身体強化の魔法(火・水・地)
飛翔の魔法(風)
剛速球の魔法(風)
【野球の攻撃側が使える魔法について】
攻撃側が使える魔法は、身体強化のみです(火・水・地)
【身体強化の魔法について】
身体強化の魔法は火・水・地の魔法に分かれています。
【火の魔法】
~を強くするという概念を顕現化させる。
例:打撃力を強化。走力を強化など。
元々は攻撃力を強化させる魔法から応用させた魔法です。
筋力を増強させずにポテンシャルを上乗せさせる魔法であり、最も使われている魔法であります。
厳密に言えば、火を使っていませんので、火の魔法ではありませんが、火の魔法が得意なものが使える人が多いので、火の魔法にカテゴリされています。
ただし、理不尽を顕現化させるため、難易度の高い魔法です。
効果は筋力に比例します。
【水の魔法】
直接的に筋力を強化する魔法です。
かなり難度は低く、亜人であるオークなどが良く使用しています。
直接筋肉を弄るため、体に多大な負荷がかかります。よって、人間はよっぽどのことがない限り使いません。
また、スローモーションのように状況を知覚する魔法があります。こちらは難度が高く、名門貴族ぐらいしか使えませんが、ポテンシャルは己の筋力に依存するため、鍛えていなければ宝の持ち腐れです。
【地の魔法】
走力をアップできます。難度が低く、火の強化魔法が使えない人間が使用しています。
(8/28追記)
効果は筋力に比例します。
【変化球の魔法に関して】
変化球の魔法は五つあり、それぞれ左、右、右斜め、下、左斜めに大きく変化します。この五つ以外の変化球の魔法は違反となります。
この恐るべきところはどんな握り方でも速度を維持したまま曲がっていくことで、例えば150km/hを放てる投手が下に落ちていく魔法を使うと、その速度のまま落ちていきます。
ただ変化量は固定であり、通常の投球と織り交ぜなければ簡単に見極められる可能性があります。
【剛速球の魔法に関して】
剛速球の魔法はどんな投げ方でも凄まじい速度でボールが放たれる魔法です。速度は固定であり、これも通常の投球と組み合わせなければ簡単に見極められる可能性があります。
また、野手の外野、捕手、三塁手と遊撃手はこの剛速球の魔法を使えれば有利となります。どんな態勢からでも、凄まじい速度で送球できるからです。
余談ですが、変化球の魔法も剛速球の魔法も、この世界の野球ルールの【球を直接魔法で操ってはいけない】に抵触していますが、名門貴族が有利になるため、例外として認められています。ただし、投げた後は絶対に魔法で操ってはいけません。
【魔法の難度に関して】
この世界の人間は生まれ落ちた時からその種族や遺伝によって、魔力の総量・得意・苦手な属性は決められています。
魔法は発動するための必要な魔力をその人が持っていて、呪文を詠唱すれば発動できます。
しかし難度の高い魔法は、個々人の性格によっては使えない時があります。
難度が高いとは、要するに物理法則を多大に無視する魔法のことです。
魔法とは理不尽をこの世に顕在化する能力のことで、魔法を使える本人が呼吸と同じような気持ちで『それが出来る』と思いこまなければできません。
つまり、思い込みや自惚れが強い人、ポジティブな人ほど、魔力をフルに活用できます。
逆に、ネガティブな人や、自己評価が低い人は、使えていた魔法が使えなくなる可能性もあります。
【剛速球の魔法と変化球の魔法の難度に関して】
剛速球の魔法を使うには、魔力の総量が高い者は簡単に使用することが出来ます。風属性の魔法が得意な者は、その必要とされる魔力の総量が軽減されます。
変化球の魔法は、それよりも更に上の魔力が必要となります。
また、『できない』と思い込んでしまったら、その魔法は使えません。
打ち込まれてナイーブになったり、イップスを発症したり、自信を失った場合、出来なくなる可能性があります。
【身体強化の魔法での投球について】
身体強化の魔法で投げた場合、その人の筋力に比例して球速が上がります。
ただし、この身体強化の魔法で変化球を投げることは禁止となっております。
これは、【球を直接魔法で操ってはいけない】というルールに、抵触するかどうかわからないためです。
魔法を使っているか否かは、その人の体から魔力を放出するかしないかで判定しています。
その魔力を放出している魔法が、今投げている球にかかっているのか、体にかかっているのかは、判別しにくいためです。
そのため、この魔法を使用する場合、ストレートでもフォーシームしか投げてはいけないことになっています。
変化球を使用したい場合は、魔法を使わずに普通の投球か、変化球の魔法を使う以外ありません。
余談ですが、例外として、水の魔法による筋肉の強化は変化球が認められるのではないかという議論が起こりましたが、名門貴族に握りつぶされました。
【亜人に関して】
この世界には人以外に亜人と呼ばれる種族がいます。
彼らは千年前まではモンスターと呼ばれておりました。
現在では人との混血化が進み、殆どが人の街で暮らしています。
また、大陸の西へ行くほど亜人は多く住み、東へ行くほど亜人は少なくなっています。
オーク:角があり、身体的に大きい。筋力がどの種族よりも一番高く、器用度や敏捷に欠ける。魔法が不得意。
ゴブリン:敏捷度が高く、器用度も高いが、筋力が弱い。魔法は得意な属性しか使えないという特性がある。
ヴァンパイア:筋力・器用度・敏捷度、それなりに高い器用貧乏です。魔力が高いですが、夜にしか活動が出来ません。
獣人族:猫耳/犬耳と尻尾があり、五感が鋭いです。敏捷度が高く、筋力もそれなり。魔力・器用度は少ないです。
など。
【人間の魔力の高さについて】
男性よりも女性の方が魔力が高い場合が多い。
魔力の総量と得意な属性は遺伝により決まる。先祖に王侯貴族がいる場合、一般庶民でも稀に隔世遺伝で魔力が高い者が生まれる可能性があります。
【魔力の消費に関して】(8/28追記)
魔法は何度も使えるわけではなく、魔力が尽きると、魔法は使えなくなります。
魔力消費量は、難度が高ければ、相応に消費します。
また、得意な属性/不得意な属性によって、増減します。
【魔力の回復について】(8/28追記)
魔力の回復は、一日寝ればほぼ満タンまで回復できます。
しかし、体が疲れていれば、回復しきらない場合があります。
不眠や怪我、体の状態に大きく回復量は依存します。
以上となります。
多分、おかしなところはないと思う。思いたい。
矛盾点、納得のいかないところ、それでも本文中のこの描写はおかしいなどあるかもしれません。教えてくだされば、訂正いたします。