表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
BL恋愛ゲーム世界に転生しました。  作者: 高殿アカリ
本編
37/46

観察隊は理解しました。


三人の癒しボイスに耳を傾けていると、シド様のモフモフのケモミミがぴくりと動いた。


それから、彼はエドワードにこう言った。


「またエドワードの親衛隊が二人ほど増えたみたいだ」


ボビーお兄様が続ける。


「エドワードは愛されているね。親衛隊のみんなは君のこと守ってくれてるんでしょ?」


「ありがとな、みんな」


エドワードがニカッと白い歯を見せると、それに反応するみたいにあちこちの茂みがガサゴソと動いた。


私たち観察隊は、その量の多さに驚いて顔を見合わせるばかりだ。


ジャン向けて戻るよう支持を送ると、彼は同じルートを通って私の隣まで戻ってきた。


「セシリア隊長」


「あぁ、君のお兄様にはどうやら親衛隊が存在しているらしいな」


「自分も驚きました」


「しかし、害をなすものではなさそうだし、一安心といったところか。それに、シド様の存在を忘れていた」


「と言いますと?」


「獣族の五感を持っていれば、エドワードに邪な感情を抱く者の発見など容易い」


「なるほど。親衛隊の目があることで守られているだけではなく、シド様の存在が大きいということですね」


このとき、私たちは少し興奮していた。

だから、後ろに人が立っていたことに全く気づかなかったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ