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BL恋愛ゲーム世界に転生しました。  作者: 高殿アカリ
本編
36/46

観察隊は天国を発見しました。

「それでは、今からエドワード観察隊、任務を遂行する。よろしく、ジャン副長」


「はっ」


ジャンと私は向かい合わせに敬礼をすると、物陰に隠れてエドワードの様子を見守った。


エドワードは噴水の前にあるベンチに座って、読書をしている。

実に優雅な光景だった。


時折、エドワードのもとを訪ねてくる小鳥たちに彼は笑顔で挨拶する。


その笑顔の可愛らしいことといったら。

どこかの国のお姫様のようであった。


まぁ、彼はこの国の王子で、この世界のヒロインなのだが。


そのとき、ガサゴソと噴水奥の茂みが動いたのが見えた。

エドワードは気づいていないようだ。


「ジャン副長、Nの方角にて何者かの気配」


「私が見てきますか?」


「頼む」


私の言葉と同時に、ジャンが素早く物陰から物陰へと移動していく。

その度に「クリア」と呟いている様子を見て、私は満足に頷く。


N方向の茂みの裏を取る形で、ジャンが配置につき、彼は私に顔を向けた。


私は待ての合図を送る。

こくりと頷くジャン。


再びエドワードの様子を観察していると、シド様とボビーお兄様がやってきた。

彼はエドワードに向けて眩しそうな目をした後、話しかけた。


「エドワード、ここに居たのか」


「シドとボビー、また来たのか?」


「来たら駄目だった?」


「いや、嬉しい」


そんな軽口が聞こえてくる。

美青年、美少年たちの会話のなんと癒しなこと。


また声も良いものだから罪深い。

ここは天国なのだろうか。

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