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剣ヶ峰龍雅の欲望/Life.of.Predetermined:GreedDragon  作者: 六月不二
第1章《学園編~Psychic.of.Japanese~》
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第壱拾弐話《お嬢様の従者は、強い奴が多い気がする。》

 (まともに攻撃しようとしたら、反射されてしまう…ならば…)


 緋香里は、刀を鞘に納めてリニアの速度を利用し、一瞬にして龍雅の後ろに回り込んだ。


 ――速い…


 龍雅は、緋香里の速度を見て驚き、緋香里は、刀を抜き、龍雅の背中を一瞬にして数十回切り刻み、龍雅は、痛みに耐えてエネルギーフィールドを展開し、緋香里を吹き飛ばした。


「クッ…後ろもダメですか…」

「いいや、この技は、一回しか使えない…俺が一度死ぬか、戦闘を終えるまで俺はこの技を補充できない。故に、エネルギーフィールドを使った今なら俺にダメージを与えられるかもな…」

「そうですか…ならば…ハァ!」


 緋香里は、立ち上がり気合を入れて緋香里の体に細工を仕掛けた。


「何をしたんだ?」

「さぁ? 私を攻撃して見てからのお楽しみですよ。」

「ならば、その挑発に乗ってやろう…」


 龍雅は、緋香里との距離を詰め、手刀で、緋香里に攻撃すると…


「はい、残念…」


緋香里は、ニコっと笑い、龍雅の攻撃は反射され、緋香里は龍雅が怯んだ隙に、龍雅の胸板を殴り、龍雅を吹き飛ばした。


「お前…一体何をした?」

「これは、ですね…ベクトルを逆転させるアメリカ軍最新の防具の機能を使ったまでです。貴方の言い方で言うと…リフレクターと呼んだ方がよろしいでしょうか。」


緋香里は、そう言って、自慢げに両手を下に広げて余裕を見せる。


「リフレクター…なるほど、攻撃を跳ね返すのにちょうどいい名前だ…素晴らしい…だが、その障壁は、無意味だぜ?」


 龍雅は、緋香里が余裕な表情を馬鹿にするように、緋香里の取った防御策を嘲笑ったのだ。

 そして龍雅は、何か策があるようにニヤニヤと笑う。


 「フフフ…この障壁を破れる筈もないのに…何を証拠で?」

 「緋香里! 龍雅を甘く見るな! 奴には、お前の防御策を破る術と因果律に干渉する術も持っている。用心するんだな。」


 紗里弥は、緋香里に龍雅の能力を用心するように注意する。


 「わかりました。お嬢様…」


 緋香里は、紗里弥の注意を受け、緋香里は、慢心から警戒に変わる。


 「――――――」


 龍雅は、小声で、ブツブツと何かを言っている。


 (何を言っているのでしょう?)


 緋香里が、龍雅の小声を能力を使って来くと――


「01010001000100100110010100010001000100010010001001111」


 龍雅は、一進法らしくも念仏を唱える様に、狂気的に0と1を適当にブツブツと言いつつ、剣を構え始めた。


 「ハァアアアア!!」


 龍雅が、乱数の調整を終えると、緋香里に殴りかかった。


 「無駄です。反射――!?」


 緋香里が、能力で反射しようとしたが、緋香里は、今まで感じた事の無い様な痛みを体に負い、吹き飛ばされた。


 「――!?!?――!?!?」


 (まさか…本当に…)


 緋香里は、痛みよりも、反射壁が破られた事に驚いていた。まさか、本当に突き破るとは思いもしなかったのだろう。


 「俺の能力の一つ…クリティカルヒット…ありとあらゆる防御を貫通し、通常よりも二倍の威力にして攻撃する偶にしか発動しない能力だ。今のお前が負ったダメージは、痛覚神経剥き出しの所に、二回同じ威力の攻撃を受けたと言ってもいいだろう。この技は、俺の戦い方に反するやり方だったが…攻撃できない防御策を練られたらこうするしかあるまいよ。」


 龍雅は、自分の能力を説明し、再び構える。

 龍雅の能力は、複数の能力が合わさって出来ており、自分でもその全貌が理解できない正体不明な能力の中の二つを使ったのだ。


 「なるほど…小細工を仕掛けたのは、詫びましょう。しかし、都合よくその能力が発動しましたね。それは、やはり因果律操作によるものですか?」

 「そうだな。乱数を調整して能力発動の確率を操った…ただそれだけだな。」

 「わかりました。では…」


 緋香里は、リフレクトの壁を解かず、龍雅との距離を取った。


 「リフレクトは、無意味だぜ? だが、どうして…」

 「フフフ…それは、ですね…貴方の因果律操作には、タイムラグが生じて攻撃が遅くなってしまう…よって私は、防御を捨ててリフレクトの壁を応用した特攻で行こうと思いましてね。」


 緋香里は、そう言い、連刃の刀に、電撃を纏わせた。

 龍雅は、電撃による斬撃を予想し、攻撃を反射をする為に、敢えて攻撃を誘う為に、無防備になりつつも、全方位から攻撃が来る事を警戒する。


 (大がかりなコケ脅しを一つやってみますか…)


 ――何をやる気だ? ただ電撃を纏わせただけでは、どうにもならんぞ…


 緋香里は、刀を龍雅に向け、柄に取り付けられた隠しボタンを押した瞬間、謎のダメージが、龍雅の体を突き抜けた。


 ――まさか、レールガンだと…


 龍雅は、レールガンによって心臓を消し飛ばされた事で、意識が朦朧し始め、胸が苦しくなり始め、龍雅は胸を抑えた。


 ――心臓が、消し飛ばされたか…ククク…油断していた…だが、無意味だ。


龍雅は、胸に緑色の優しい光を放ち、服と体が再生し、再生した心臓は再び動き始めた。


「ククク…この俺を殺す事は出来ない…」


龍雅が、そう言って悪意を持った笑いで、レールガンを嘲笑っていると――


「隙ありです!!」


緋香里は、龍雅の側面を一瞬で無数に斬り付け、蹴りで龍雅を吹き飛ばす。


――!? さっきより、威力が増している!?


油断した龍雅は、何故かさっきよりも威力を増した攻撃に驚いている。


「この調子で追い詰める!!」


緋香里は、反撃を許さずに、連続で、斬撃、打撃、電撃、炎、氷、プレス、そしてレールガン、レーザーなどの連撃を休まず加え、龍雅の体をボロボロにし、緋香里から放たれた無数のレーザーが、龍雅の四肢を撃ち抜いた。


 「グハァ!!!」

 「これで最後です!!」


 緋香里が、刀を天に掲げ振り下ろそうとすると——


 「これ以上の攻撃は、許さん! ハァ!!」


龍雅は、エネルギーフィールドというボムを使用し、緋香里を吹き飛ばす。

ボムは、一度の戦闘に数回しか使えない代わりに、敵の異能を無視してエネルギーの大ダメージを与える事が出来る技だ。


――まさか…防御を捨てるというのは…こうゆう事だったのか…対象を殴れば、自分の拳にも衝撃が伝わり、痛みを負う…しかし、リフレクトを使う事によって、拳に伝わる筈の衝撃が、相手に伝わる…本当に、そうなるとは思いもしなかった…負けてはいられないな…010101001


龍雅は、リフレクトの応用の事を理解し、龍雅は、回復技を使用し、素早く立ち上がり、脳内で乱数の調整を開始し、拳を構える。


「どうやら気付いたようですね。リフレクトの応用を…」

「あぁ、中々面白いな…」

「それにしても、貴方もさっきの私みたいに隙がありすぎですね。不死から生まれる慢心でしょうか…」

「慢心か…なるほど…では、今からは容赦はせんぞ…」


 龍雅は、床に着いた自分の血から鉄分を取り出して鉄分を合成し、ナイフを二本生成し、ナイフにエネルギーの刃を纏わせた。

 そのエネルギーの刃は、普通の剣と同じ位の刃渡りで、龍雅が持つ血で出来たナイフは、エネルギーソードにしか見えない。

 龍雅は、エネルギーの刃を纏ったナイフを逆手に持ち、忍者のような構えを取り、凄まじい殺気を放った。


「では、行くぞ…」


 龍雅は、そう言って乱数の調整を終えたのか龍雅は、素早く緋香里に向かって走り、緋香里に対して攻撃を仕掛けた。


「一撃!」

「ガァ!!」


 龍雅は、致命傷にならないように、緋香里を斬り、クリティカルヒットで、リフレクトの壁を貫通し、緋香里に、大ダメージを与え、緋香里は、悲鳴を挙げた。


 「二撃!!」

 「ガハァァ!!」

 「三撃!!!」

 「グアア!!」

 「四撃!!!」

 「ガアアア!!」


 龍雅は、クリティカルヒットを三回繰り返し、緋香里の体に激痛が走り、緋香里を不利な状況に立たせ、緋香里は、体に負ったダメージで、膝を着いた。


 (このままでは…負ける…)


 緋香里は、息を切らしながら、まだ戦おうと立ち上がる。

 龍雅は、不利な状況になりつつも、立ち上がる緋香里を見て、ニヤリと笑った。


――さぁ、早く来い!! お前とまた戦いたいのだ…!! お前たち二人で俺を楽しませてくれ!! そして、俺に対して再び挑む姿…素晴らしい!!


 龍雅が、心の中でそう願うと、願いが叶ったのか、無数の氷の剣が龍雅に襲う。


「ハァ!」


龍雅は、氷の剣を弾幕を放ち、破壊し、破戒した事で、煙が発生し、その煙の中から紗里弥が、犯罪組織のボスと言ってもおかしく無い様な凶悪なオーラを放って現れた。


 「緋香里が、不利と判断したので、私は緋香里の味方をしよう…そして、龍雅…待たせたな…お前は、私と戦いたかったんだろう? だから、敢えて見苦しい所を見せたという訳だな? ククク…ご期待に添ってやったぞ。まぁ、私も体を動かしたかったんだがな…」


 紗里弥は、緋香里の前に立ち、ゆっくりと低い少女の声で、そう言った。紗里弥の顔は、龍雅を見て、好戦的な表情で笑っている。

龍雅も、紗里弥が自分の前に立ちふさがった事を笑い、龍雅は、自分と緋香里の体力を回復させる。


 「さぁ、もっと俺を楽しませてくれ!」

 「ハハハハ!! むしろお前が私を楽しませるんだな! 龍雅ァ!! 私もお前と同じ戦闘狂!! 戦闘狂共のどうしようもない三人だけの宴が、今始まるぞ! ブルァアア!!」


 紗里弥がそういうと、一瞬にして部屋の半分が氷に、そしてもう半分が炎に包まれた。

氷の方には、無数の氷の剣や槍などが氷の床に刺さっており、氷が織りなす美しいエリアで、対する炎の方は、煉獄を再現したかのような如何にも危険だと身に染みてわかる禍々しいエリアだ。


 三人は、その中心点に立っており、その中心点は炎のエリアと氷のエリアにきっぱりと分かれている。


 「良い光景じゃねえか…宴には、もってこいな風景だ。所で、紗里弥…お前は、少しは鍛えたんだろうな?」

 「まぁ、期待に添えるかわからぬが、ある程度は、鍛えたな…まぁ、そうよな…色んな物ををプラズマにする程度には、成長したとでも言っておこうか…そしてこの技は、第三層世界ワールド・オブ・アビス…北欧神話のムスペルヘイムとニブルヘイムをイメージした技だ。」

 「そうか、それは期待できそうだ。」


 龍雅と紗里弥は、会話を交わし、そして二人はニィと笑い、龍雅は、二人に襲いかかるように跳躍し、紗里弥と緋香里は、その龍雅を迎え撃つように剣を構えた。

 

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