90/100
第九十話
「ちっ、早え。」
僕はそう吐き捨て後ろに跳躍した。しかし遅かった。アモンの振った剣は僕の腕を切った。しかし傷は幸い浅かった。
「ほう、今のを避けますかならこれはどうですか?」
そう言って僕の周りの地面に剣を刺した。そして指を鳴らすと剣は巨大化しドームとなりその中に僕は閉じ込められた。
「この中なら逃げれませんよね。」
そう言って何度も斬撃を浴びせてきた。僕は反撃せず防御に徹していた。
すると彼は攻撃を止めた。
「なんだ、反撃してこないのか。なら終わらせよう。」
正面から突っ込んでくるアモン。
「ここならお前以外の誰にも見られないな。」
僕はニヤリと笑う。それを危険だと察したアモンは一気に減速し後ろに飛んだ。
「な、何をする気だ?!本能が危険と判断するほどなのか…」
アモンがブツブツつぶやいている。僕は角を生やし眼の色を変化させる。今まで角も目もホログラムでかくしていたが自由に変化させることができるようになった。
それを見て青ざめるアモン。
「やばい、これはやばいって逃げなきゃ。知らせなきゃ……」
僕は逃げようとするアモンを一瞬で制圧する。
「まずは一人」
僕は手刀のみで彼の胴体と頭を分断した。




