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霊界との境界  作者: 紅刃
第四章 魔の塔
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第六十八話

 階段を上っているとき紫紅が小声で聞いてきた。


「主、さっき全く怒ってなかったのになんで怒ってるって言ったんだ?」


「仕方ないだろ、まだ前世の力をコントロールしきれてないんだから。てか流石だね紫紅、わかっていたんだ。」


「一応聖域の神なんだぞ?主の生まれた時からずっと見てるんだし。」


「それはそれはお世話になっています。」


「まぁ、それは置いといて力は遠慮無く使わないと制御できないぞ?」


「うーん、暴走した時あれだけど頑張ってみるよ。」


「暴走した時は全力で止めてやるさ。命の保障はしないけどな」


「命の保障はしてよ……ほら、次の扉が見えてきた。行くよ。」


 扉を開けるとそこには何も無い空間だった。


「敵の反応は無いな。ここは普通に突破できるんじゃない?」


 と言って希莉は暗闇へ走っていった。


「あ、希莉待ってよー。」


 希莉の後を追って涼音も走っていった。


「二人共言ってしまいましたね。私達も行きましょうか。」


 暦も後を追って暗闇へ消えてゆく。


「さて、僕らも行くか。」


 そう言って紫紅と歩き出すのだが突如目の前に檻が落ちてきた。

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