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霊界との境界  作者: 紅刃
第四章 魔の塔
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第六十七話

 鏡花との間合いを詰めて槍を振り上げる。鏡花の体に赤い斜め線が入ったかと思うとそこから血が吹き出す。


「この程度で終わらないよね?早く本気出しなよ。」


「ちょ、紫苑怖いよ。」


「涼音は気にしないで。」


「は、はーい。」


「く、ここまでやられるとは、こうなった神格化するしかありませんね。」


 吹き出た血が集まり鏡花を包み込む 。そして一匹の巨大な龍へと姿を変えた。


「青龍。四神のうちの一体か。もう遠慮はしねぇぞ」


「生意気な。喰らってやる。」


 噛み付いてくるのを避け仕返しに目に斬撃を与える。


「いくら装甲が厚くても目までは守れないよなぁ。」


 続けざまに4.5発斬りこむ。声にならない悲鳴を上げて倒れこむ鏡花。


「青龍の力を舐めるな…」


「その状態で言われても説得力ないぜ。さぁ、終わりにしようか。」


 グングニルの刃先を青龍の眉間に当てる。そして次の瞬間、刃が伸びて頭から尻尾まで一直線に貫いた。


「ふぅ、やっと目障りなのが消えてくれた。涼音、戻っていいよ。」


「はーい。ふぅ、紫苑が怒ったとこ初めて見たよー。今度から怒られないようにしなきゃ。」


「僕だって怒ることはあるんだよ。さぁ、次の階に行こうか」


僕らはまた階段を上がり次の扉を目指した。


 

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