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霊界との境界  作者: 紅刃
第四章 魔の塔
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第六十三話

 炎で描かれた魔法陣、そしてそこから出てきた炎に包まれた御札。それらの御札が何もしていないのに勝手に発動した。


 御札は次々と増殖し集まり刀と一つになった。


[炎刀 焔 第二形態]


 刀というよりは薙刀に近い形状だった。


「これなら少しは対抗できるんじゃないか?」


「希莉、ありがとうね。これなら試せそうだ。」


「ん?なにが?」


 首をかしげる希莉。


「身体憑依」


 そう叫んだ瞬間日本刀に憑依していた希莉が僕の体に移ってきた。しかし日本刀は[炎刀 焔 第二形態]の形を保持したままだった。


「よし、成功だ。」


「ど、どーゆーことだ?これは」


「希莉の動きと僕の動きをリンクしたのさ。希莉のほうが戦闘能力は上だからね。」


「なるほど、じゃあ少し身体借りるぜ。」


 流石、希莉と言ったところか。戦闘慣れしているためケルベロスの攻撃を難なくかわしていく。


「取った」


 そう言って僕はまた一つケルベロスの首を潰した。

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