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第六十三話
炎で描かれた魔法陣、そしてそこから出てきた炎に包まれた御札。それらの御札が何もしていないのに勝手に発動した。
御札は次々と増殖し集まり刀と一つになった。
[炎刀 焔 第二形態]
刀というよりは薙刀に近い形状だった。
「これなら少しは対抗できるんじゃないか?」
「希莉、ありがとうね。これなら試せそうだ。」
「ん?なにが?」
首をかしげる希莉。
「身体憑依」
そう叫んだ瞬間日本刀に憑依していた希莉が僕の体に移ってきた。しかし日本刀は[炎刀 焔 第二形態]の形を保持したままだった。
「よし、成功だ。」
「ど、どーゆーことだ?これは」
「希莉の動きと僕の動きをリンクしたのさ。希莉のほうが戦闘能力は上だからね。」
「なるほど、じゃあ少し身体借りるぜ。」
流石、希莉と言ったところか。戦闘慣れしているためケルベロスの攻撃を難なくかわしていく。
「取った」
そう言って僕はまた一つケルベロスの首を潰した。




