第十四話 転生したら対人戦ですか!?
どうも皆さん、桃犬猿雉です2500以上ユニークありがとうございます。
二月もまだまだ寒い時期が続きますね。
皆さんも風邪をひかないようにご注意ください。
出ないと私の様に風邪で39℃以上の熱が出て苦しむことになります。(´・ω・`)
バレンタインについてはなにも言うことはありません。(あっ察し)
今回戦闘描写がありますが少し短いかもしれません。
戦闘描写の勉強も今後頑張りたいところでありますので今後ともよろしくお願いします。(o*。_。)oペコッ
また一歩また一歩と近づいている。
そう考えると汗が吹き出てくるが、今の俺たちは覚悟が出来ている。
不思議と奴と遭遇した場所付近まで来るとモンスターの気配が一切しなくなった。
奴の縄張りというわけか。
しばらく俺たちが進むと、何かが胡坐をかいて座っている。
遠めから見るとそいつは武器のようなものを磨いている。
はたから見るとその動作から、人間臭さのようなものを感じるがこんなところに呑気に武器を磨く人間なんているわけがない。
奴だ。
奴はいつの間にか武器を手にしてそれを磨いているのだ。
俺が奴がどこで武器を手に入れたのかと考えていると、
「おい、例の新種はあいつか?」
「そんな強そうじゃないが」
ガルアとゴルアの兄弟がそう俺に言ってきた。
銅級の奴らにはあの時俺らが感じたようなプレッシャーは感じないのかもしれないが、俺らは正面から奴を見てあの時と同じように体にのしかかるようなプレッシャーを感じた。
すでにみんな臨戦態勢に入っている。
それは奴も同様のようだ。
手に持っていた武器を手に構えてこちらをじっと見据えている。
その姿は仁王立ちをする騎士のようだ。
「いいねぇー、ずっしりとくるプレッシャー」
「戦いはこういうスパイスがなくちゃな」
戦闘狂らしいガルアとゴルアはすでに武器を抜き臨戦態勢をとっている。
俺らは予定していた通り、戦闘は砕く牙が行い、鉄の絆が依頼主二人の護衛を行う。
ふと依頼主を見ると、今にも飛び出していきそうなほど興奮した様子の次期当主をもう一人ががっちりと羽交い絞めして飛び出さないようにしている。
俺らが驚いた様子で見ていることに気が付いた羽交い絞めにした男はいつものことだと苦笑いしていた。
どうも新種に興奮していつもこうなるそうだ。
それは置いといてメガリスメガロスの姿が見えないのが気になる。
もともと前で戦っている二人はメガリスメガロスを対処するためについてきたはずだが、戦闘に夢中になっていて目的を忘れている。
流石に銅級ともあって激しい戦いを繰り広げている。
少し離れている我々にもその余波が飛んできそうで恐ろしい。
俺らはその戦いの行く末を見守るしかなかった。
[視点変更 砕く牙 兄ガルア]
道中暇で暇で仕方なかったがようやく獲物にありつけそうで俺も弟もたぎっている。
聞いていた話ではメガリスメガロスがいるって話だったが、その姿はない。
だが、話に聞いていた新種は俺らが来るのが分かっていたのかこちらに背を向けて胡坐をかいてやがる。
どうやら奴の方も俺らを待ち構えていたようで、モンスターの癖に武器なんぞ手にもって待っていやがった。
当初の予定とは違うが俺も弟もようやくの獲物の出現に武器を取り出し吠えた。
吠えたというより正確には相手を委縮させるスキルの威圧なんだがそんなことは関係なく戦闘の前にそれをすると気合が入るんだよなぁ。
もはや戦闘前の儀式と言えるそれを済ませた俺らは、そろいの武器のウォ―ハンマーを構えるといつものフォーメーションで前に飛び出した。
俺らは双子であり戦闘のパートナーである俺らは言葉を交わさずとも、動きが分かっている。
初手で左右からハンマーの一撃を食らわせる。
たいていのモンスターはそれで頭を砕いて終わりなんだがどうやらこいつは違うらしい。
二つのハンマーが交差する瞬間に後ろへ体勢を傾けそのままバク転して回避しやがった。
面白い。
久方ぶりに歯ごたえのある獲物だな。
弟も同じことを思っているようでにやりと笑っている。
様子見の初撃ではあるが結構な力を込めていた。
それを難なく回避するとはこいつ鉄級なんてもんじゃないそれ以上の獲物だ。
ここからは様子見なんて真似はしない、俺らの全力をもって仕留めてやる。
後ろから依頼主の坊ちゃんが生け捕りだとなんだの言っているが、さすがにそれは酷ってもんよ。
こいつは生け捕りなんてできるような生易しいもんじゃないぞ。
そう悪態をついた俺のアイコンタクトを合図に砕く牙の双牙は飛び出した。
俺がハンマーを振り上げ縦振りで奴に叩きつける。
奴は後ろへ飛び退き、回避するが、そこには二本目の牙の範疇だ。
俺の攻撃はよけることを見越したフェイクだ。
避けた奴の回避位置を予測して弟が必殺の一撃を横薙ぎに打ち込む。
奴は空中にいるため回避は出来ない。
弟の一撃が入るかと思ったが、そいつの背中のマントがはためきだし横薙ぎの一撃を飛び上がり回避する。
あのマント状のひらひらは翅かよ!
惜しくも弟の一撃は空を切り、奴が反撃の一撃を繰り出そうとしたところに俺がハンマーの一撃を加える。
奴は手に持っていたカイトシールドで俺の一撃を防ぐが、仕掛けを持っているのはお前だけじゃないぜ!
俺は奴のカイトシールドにハンマーを打ち付け、柄についている引き金を引く。
すると衝撃の瞬間ハンマーの先端から爆炎が上がる。
おれのウォ―ハンマーはただの武器じゃない、魔武器だ。
衝撃を爆炎に変換することが出来る。
黒煙が晴れ、完全に決まったと思った一撃だが、奴は爆発の瞬間に盾を廃棄することでダメージ―を最小限に抑えたようで、奴の手から離れたカイトシールドは地面に砕け散っていた。
モンスターのくせに頭の回る野郎だな。
ケンタウロスやミノタウロスならいざ知らず、通常では考えられない妖虫族モンスターの武器の装備に、盾の廃棄による回避行動の判断の速さ、やはり一筋縄ではいかないな。
だが、面白い。
戦いとはこうでなくては。
すぐに終わってしまってはもったいない。
だが、長引けばそれだけこちらが不利になる。
その理由は武器の性質のせいだ。
俺らの魔武器は攻撃力を魔力を使用し瞬間的に引き上げるものだ。
その性質は弟の武器も同様だ。
長引くのは不利になる理由がそれだ。
俺らはもともと持っている魔力量はそんなに多くない。
盾貫通する威力をだせるのも精々あと二発、動けなくなることを入れれば三発。
出し惜しみをしているほど悠長なことはできない。
今のところメンバーがひよっこたちに付いているが、メガリスメガロスがいつ現れてもおかしくない状況を長引かせるのも危ないな。
ここからは全力でお相手させてもらうぞモンスター!
俺は弟と目で合図をし、全力での攻撃に移る。
その時だった、奴の姿が煙に紛れたのは。
ただの煙とは思えない、あの煙に触れるのはまずい。
俺たちは完全に先制を封じられてしまった。
普通ならそう思うだろうな。
だが、俺らをなめてもらっては困るぜ!
俺は相棒の戦鎚を振り上げて咆哮をあげた。
[視点変更 主人公視点]
俺は今猛烈に怒っている。
なぜかって?
せっかく丹精込めて作った盾を作成して一日もたたずに壊されたからだ。
最初はおれもいきなりの襲撃に焦っていたさ。
どう見ても世紀末の世界から出てきたようなやつらに襲われて、ルクレはまだ合流に時間がかかる。
敵はなんか怖そう。
そう言うわけで焦っていたんだけど。
もう我慢の限界だ。
同じ人間だったからと見逃したのが仇となったようで、ぞろぞろと引き連れて来てしまった。
こうなるんだったらもっと早く拠点の移動をするんだったぜ。
まぁ、起こってしまったことを今更嘆いても仕方がない。
何より俺はいま激おこなのだ。
俺はスキル「状態異常ブレス」を発動させ、麻痺効果のブレスを吐き散らす。
これで危機察知能力のある奴なら入ってこないはずだ。
そう思った瞬間俺の考えは打ち砕かれた。
爆音がしたかと思ったその瞬間、ブレスの壁が爆風で吹き飛ばされた。
ブレスが晴れたそこには赤いモヒカン野郎が地面にハンマーを叩きつけていた。
そこに飛び込んできたのは青いモヒカンの野郎だ。
動きがさっきよりも速い。
俺は焦ることなく飛斬を発動させ、突貫してきた青モヒカンに文字通り斬撃の雨を降らせる。
青モヒカンは器用にハンマーを回転させ飛斬を打ち落としていく。
そんなんありかよと悪態をつきつつも俺は、高速思考をフルに活用し、次の手に移る。
毒属性のブレスを吐き煙幕代わりに視界をふさぐ。
すると予測していた通り、赤モヒカンが爆風でブレスを吹き飛ばし、青モヒカンが突貫してくる。
だが突貫してしたのは奴だけじゃない俺はブレスが晴らされることを見越して突っ込んでいた。
俺が突貫してきたことにはモヒカンたちは驚いていたが、青モヒカンはそのままハンマーを振り下してきた。
それをカイトシールドで防ぐ。
本当であれば、ダーク○ウルのようにカッコよくパリィとかしたかったんだが、衝撃の瞬間、スパークが発生し、盾が雷に打たれたように砕けた。
同じ顔に同じ武器、やはり同じ仕掛けがしてあったようだ。
さよならお手製盾ちゃん。
俺は君の活躍を忘れない。
俺は新たに得たスキル「範囲拡大」を発動させ同時に「スラッシュディバイド」を発動させる。
両腕の武器に斬属性のビームサー○ルが如く極太の斬撃を青モヒカンに浴びせる。
斬撃が届くその時赤いモヒカンが風の様に間に入り、青モヒカンを庇う様に飛び込んできた。
斬撃に深手を負いながらもハンマーをこちらに向けている。
まさか、斬撃のダメージ覚悟で飛び込んでくるとは思いもしなかった。
高速思考でも対処が間に合わず、俺は武器を交差させることで爆風の衝撃を和らげる。
爆風が収まったときには強烈な閃光が俺の目を潰し、視界が元に戻ったときには青モヒカンが動けなくなった赤モヒカンを背負って、撤退している最中だった。
武器を捨てて、必死に赤モヒカンを背負って逃げているがその撤退の手際は見事なもので、追撃をかける暇もなくその背は小さくなっていた。
なんか肩が軽いことに気が付き俺は左手を見ると一本腕がお亡くなりになっていた。
俺の腕―!
周囲どこを探しても腕は落ちていなかったがよく見てみると白衣のようなものを着た細身の男が俺の腕らしきものを持って嬉々とした雰囲気で撤退していた。
俺の腕、、、、
全身の細かい傷は時間がたてば治るが、腕などの部位欠損は進化しなければ復元することはない。
しばらくは三本腕で生活していくほかない。
とほほ。
今回は大丈夫だろうと少々油断した自分のミスだ。
まさか自傷覚悟の攻撃をしてくるとか、見た目に反して仲間想いな奴だったな。
仲間というより兄弟らしいけど。
その時木々がへし折れる音を出しながら、ルクレが現れた。
念話を発動させる。
(敵はどこ?)
(いや、もう終わったよもう敵は撤退していったぞ)
(腕千切れてる)
(少し油断してしまったせいだ、進化したら生えてくるから大丈夫だ)
今にも追いかけていきそうなルクレをいさめて俺は奴らが落としていった、武器を拾った。
そして、武器に対して鑑定を行う。
若干赤いハンマーの方が、
『「イフリートの鉄槌」炎精霊イフリートの力を宿した戦鎚 魔力を通すと衝撃を爆炎に変換する、その威力はイフリートの一撃に等しい』
炎精霊とは不定形の精霊族の上位精霊の一種で炎を司るらしい。
その力を宿した武器とはなかなかレアな拾いものをしたな。
もう一つの若干青い武器も同様のもので、
『「トールズの怒り」雷精霊トールズの力を宿した戦鎚 魔力を通すと衝撃を雷撃に変換する、その威力はトールズの一撃に等しい』
雷精霊とは同様に精霊族の上位精霊の一種で雷を司る。
今回は腕一本失ったものの、得るものも多かった。
魔武器の存在は大きい。
一つ持っているだけでスキルを一つ得たようなものだ。
進化の出来ない人間族にとって魔武器は強くなるのに有効な手段と言えるだろう。
だがそれを人間族以外の例えば俺が使ったとしたらどうだろう。
その時の俺は人間だったとしたらとてもいい笑顔をしていただろう。
おれは魔武器を大事に抱えながらルクレの背の拠点へと入っていった。
お読みいただきありがとうございました。
週一ペースのスロー投稿ですが、読んでいただいている方々のおかげでとても楽しく投降させていただいてております。
今後出してほしいモンスターとかありましたら今後の参考にさせていただきます。
感想欄にお書きいただけたら幸いです。
流石に邪神とか竜神とか魔王、勇者は強すぎてバランス崩壊しそうなので出せないですけどね(;´・ω・)




