第十話 転生したら建築ですか!?
どうも皆さん、新年となって三回目の投稿です。
1500ユニークありがとうございます。
2000を目指して日々努力していきます。
まだまだ寒さは続きますが体調に気を付けてくださいね。
自分もノーパンになることがないようきちんと小分けして洗濯しております。
俺が取り掛かった作業は移動型拠点の製作だ。
ルクレの許可はすでにとっているので、ルクレに地面に伏せてもらってその上に拠点を作るという作業を行っている。
進化を行って、器用さがかなり高くなっているので、作業効率も高く、より細かい部分まで作業が行き届く。
材料は今まで通りの糸射出を使用してのものだが、今回は木材を切り出し、それを組み立てて骨組みとする。
前世では日曜大工なんてやっていなかったが、スキルのおかげで、木の切断や骨組みの組立が素早くできる。
日が沈むころには骨組みの上に俺の今の大きさの感覚で言うと、五メートル四方の土台が出来上がった。
流石に、数時間では土台までしかできなかったが、このぺスで行けば翌日には休憩できるくらいの拠点は出来上がりそうだ。
その日は昨日の様に、簡易拠点にルクレが入り口に頭で蓋をする形で入れ、こちらをじっと見ていた。
俺の体も一回り大きくなったせいか広めに作っていた簡易拠点も狭く感じた。
だが、作業をしていたこともあり、そこまで気にすることはなく眠りにつくことが出来た。
翌朝、俺は移動式拠点の建築作業に再び取り掛かった。
無事骨組みまで終わると、その上から糸射出で覆っていく。
器用さが高いの調節も簡単だ。
今回の拠点には、窓や、扉も作っているので通気性もよく、いざという時のために解体する仕組みも仕込んである。
屋根部分を支える柱の部分に仕掛けがしてあり、柱のパーツを取り外すと、柱が不安定になってわずかな揺れで倒壊する仕組みだ。
これを作動するときはルクレの手が必要になったときで、筋力が高いとはいえ背中に荷物を背負ったままでは邪魔になると思ったからだ。
だがそれは最後の手段で、普段は俺や、ルクレの突進で何とかして、それでも無理であればといった具合だ。
今更ながら、途中で器用さがあがったので馬車型の拠点を作ればよかったとも考えたが、せっかく数時間もかけて土台を作り上げたのだから意地で最後まで仕上げることにした。
ルクレが進化したり、最後の手段を用いた後は馬車型の拠点を作るつもりだ。
自分の要領の悪さにすこし悲しくなった。
まぁ、愚痴は置いといて、拠点が完成した。
見た目は、ルクレの背中に小ぶりな白い家が建っているように見える。
内装だが、中には眠るときのための簡易ベッドも設置している。
毛布なんて上等なものはないが、倒したモンスターの毛皮を剥いでそれを糸で繋げ合わせてそれの中に枯れた藁のような植物を詰めてはいる。
前世のようなふかふかさはないが、今の虫の体では肌触りの心地よさなんてそんなにわかるわけではないので快適に眠ることが出来ればそれでいいしな。
倉庫も箱状の物を作り小屋と一体化させている。
その中に血抜きをしたモンスターの肉を干したものを入れた。
そうすることで匂いを抑え、オルプスの様に匂いにつられて寄ってくるモンスターも減るはずだ。
まぁ、寄ってきてもルクレの姿を見たらそのまま回れ右して帰っていくとは思うが。
これで拠点の大まかなところは完成した。
強度に難はあるのは仕方がないが、今のところ釘や金属製の金具なんてものは望めないから仕方ない。
糸射出で固めたおかげでルクレが全力で走っても耐えられるだけの強度はあるはずだ。
その場合、乗り心地は最悪だがな。
建築のお陰で糸射出のスキルレベルも4にあがり、器用さも2あがった。
器用さが上がったのには驚いたが、レベルを上げる以外にもステータスを上げることが可能なことが分かったのは大きい。
いままで筋トレとかステータスを上げようと努力しようとしたことが無かったので今までそのことを知らなかったこともわかる。
普通は俺みたいにガンガンレベル上げに積極的になるモンスターはいないんだろうし。
わかったところでレベルを上げた方が早いってのは今のところゆるぎないし。
結局はレベル上げにいそしめってことかね。
まぁ建築中にあった出来事といえばそんなところだな。
建築中もルクレのおかげで寄ってくるモンスターもいなかったしな。
ともかくこれで拠点の建築は完了したわけだ。
何事もなくてよかったぜ。
このあとやることと言えばレベル上げに今後の移動先をどうするかだけだな。
ルクレがいるおかげで、危ない賭けに出ることもなくなるだろうし、レベリングも保険がきく。
行先についてもこの先ルクレと一緒にいることで少しずつレベル上げに適した地域に移動することも安全にできるし、ほんとルクレがいるおかげで行動が楽になったぜ。
、、、あれっ、なんかルクレに依存しているような、いや気のせいだろう、そう言うことにしておこう。
日も暮れてきたし俺はその事実から目をそらして、今日は拠点に入って明日の予定を立てることにした。
そうだな、明日はいつものようにレベリングをしつつ新しい進化の具合を確かめることにしよう。
俺は結論が出ると建築の疲れのせいもあってあっさりと眠りについた。
翌日になって朝起きると、少々外が騒がしい。
俺はその騒動で目が覚めた。
何事かと俺は拠点から顔を出すと、その騒動の原因に目が行った。
その騒動の原因となった正体。
それは前世でも飽きるほど見てきた、人間の姿だった。
人間たちは数人組でルクレを前にして、何か言っているようだった。
数人が武装をして学者のような恰好をしたものを囲み、こちらを警戒している。
そのうちの一人が俺の視線に気が付きそれをほかの人間にいうと、いままで冷静にルクレから後ずさっていた連中から怯えのようなものを感じた。
というか口に出して悲鳴のようなものも聞こえていたしな。
俺にこの世界の人間の言葉はわからないがあきらかに俺に対して敵対的な感情を持ったことはすぐに分かった。
もしあいつらが何かしてきたら遠慮なく迎撃させてもらうつもりだ。
もと人間だったとはいえ、襲われたからには情けといった感情は消し去るさ。
生き残るためにはな。
でも、なんでこんな何もなさそうなところに来たのだろうか?
この辺りに珍しそうなものは無さそうだしな。
モンスターの素材とかが目的か? それとも、、、、あっ!?
思い出したぞ!
ルクレに催淫効果をもたらしたあのキノコだ。
そういや鑑定によると、あのキノコは媚薬の材料になっていたんだっけ。
そう考えると、あの学者のような恰好をしている人間は植物学者か何かか? でもキノコって植物だっけ? まぁそんなことはどうでもいい。
蟹の時のようにプレッシャーは感じないので、スキルを駆使すれば皆殺しに出来るとは思うが、ここで下手に人間を刺激して討伐対象として見られたらすぐにでもここから移動しなければならなくなる。
俺は刺激しないように慎重に人間たちから背を向けゆっくりと拠点の中に戻った。
そして念話を発動し、ルクレに話しかける。
『ルクレ、あいつらには何もせずにおとなしくしてろよ』
『ん、あいつらは勝手に驚いてるだけ』
『ああ、とりあえずは何もせずに様子を見よう』
俺は念話を切り、おとなしく拠点であいつらが移動するのを待つことにした。
ルクレも興味をなくしたように首を甲羅の中に収納し、じっと動かなくなった。
これで人間たちもおとなしく引いてくれたらいいんだけど、、、
俺は拠点の影に隠れ、こっそり中から外の様子を注意深くうかがう。
俺の視力は人間だった時よりもかなりいいし夜目も効く。
なにより目の数が三倍だ。
奴らはしばらくこちらの様子をうかがっていたがリーダーらしき剣士の男がこちらを狙っていた弓を引く女に指示を出し少しずつ撤退を開始した。
その間もこちらへの注意を欠かさずリーダーの男が殿を務めているあたり、あのリーダーの男は有能のようだ。
俺は鑑定を発動しリーダーの男を鑑定する。
『「草人族」草原を起源とする人間族 知恵と道具を用いて自分よりも身体的に優れた種族と渡り合う 種族特徴は薄く能力も年限族の中では平均的でほかの人間族のベースとなる見た目をしている よく言えば万能、悪く言えば器用貧乏 人間族は他の種族の様に進化という概念がなくステータスの個体が激しいが人間族特有の職業というものを生み出した 職業は種族と違い変更することが可能』
「草人族『カリファ・クレーメン』」
レベル 23
「職業『盾剣士』」
体力 250/250
魔力 5/5
スタミナ 113/124
筋力 121
器用さ85
硬さ 25(+120)
素早さ 123
精神力 12
忍耐力 35(+20)
「装備『クロムリザードの鱗鎧、黒鉄の剣、黒鉄の円盾、黒鉄の兜』」
なるほど、草人族は前世で言う俺と同じ人間ってところだな。
職業か、、、 前世のゲームで言うジョブみたいなものかね?
ステータスの硬さにプラスが付いてるは装備している防具の値のようだな。
クロムリザードは金属質の鱗をもつトカゲで動きは鈍いが硬い。
カリファというリーダーの男はその鱗を鎧に仕立て上げたものを身に着けている。
モン○ンみたいだな。
次に俺はリーダーの横にいた耳の長い弓を持った女を鑑定する。
『「森人族」森を起源とする人間族 草人族よりも目がよく遠距離武器にたけている 種族特徴としてほかの人間族よりも見た目の老化が遅い 風の流れを読むために耳が長いのが特徴 職業は種族の特性により遠距離系の武器や風魔法、精霊魔法を扱う者が多い』
「森人族『エイリン・エンジュウル』」
レベル 21
「職業『弓術士』」
体力 152/152
魔力 35/35
スタミナ 98/112
筋力 97
器用さ123
硬さ 20(+58)
素早さ 112
精神力 45
忍耐力 48(+30)
「装備『ウッドウルフの皮鎧、白木の弓、黒銀の矢じり、魔銀の髪飾り』」
鑑定結果を見る限り、いわゆるエルフってやつか。
ウッドウルフは森に棲む狼型のモンスターで木登りが得意らしい。
髪飾りに使われている、魔銀は魔力をはじく効果があるようで、人間族の間では魔法への抵抗力を上げるためによく身に着けられるらしい。
他の人間は全部草人族のようで、たいした情報は得られなかった。
そういや、リーダーの男を基本とするとやはり俺は人間大の虫ってところであっているようだな。
交流することは出来なかったが色々と面白い情報を得ることが出来た。
装備品か、妖虫族である俺も装備できるのだろうか。
俺は奴らを見送ると、ちょっとした実験に取り掛かり始めた。
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次回は別の視点での話です。




