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聖女だと思った? 残念、魔法少女でしたっ!!


「ねえ、そろそろ私も攻撃していい?」


私がそう言った瞬間、3人はまるで示し合わせたかのように視線を絡ませた。

強敵との戦闘中にそんな余裕見せてていいの? 君たちちょっと油断しすぎじゃないの?


「どうするよ?」

「どうするって、なぁ……?」

「メアちゃんに、危険な事させるわけには……」


3人が難色を顔に出しながら戦いそっちのけでなんか相談をし始めた。

ねえ、目の前のボスに集中しようよ? 余所見してたら危ないよ?

ちょっと戦局が優勢になったからって手を抜いてたら駄目なんじゃないの?


「後ろから魔法を撃つだけならいいのでは?」

「っていうか、そもそも攻撃魔法とか撃てるのか?」

「もしメアちゃんが行動し始めたら、私はガードの方に専念しますので」


なんか相談が進んでる。敵から振り下ろされる斧を避けながら。

奥義はどうした? 手が止まってるぞ? いいのか?

あっ、レッドさんが斧に吹っ飛ばされた。ほらね、油断するからだってば!


「1回くらい攻撃させてみてもいいんじゃないか?」

「もしメアちゃんに危険が迫れば、全員で庇う方針で行きましょう!」


とりあえず結論が出たようだ。最後はレッドさんの意見が無い状態で。

大事な場面で斧に吹き飛ばされてしまうから結論に間に合わないんだよ?

しょうがないから回復はしておいてあげよう。


「メアちゃん、絶対に前に出たら駄目だからね?」

「うん、分かったっ!!」


ようやく許可が下りたようだ。うーん、長かったぁ。

はやく倒さないと夕飯が遅くなっちゃうよ?

私の危険を心配する必要なんて、全くないのになぁ……


まっ、いいか。

さーて、それじゃあ一丁、始めますかっ!



「魔法のステッキ、出ておいで」


アイテムボックスの中から女神様に修繕して貰ったステッキを取り出す。

んんっ? なんか以前よりもピカピカしてる? 神様パワー的なのプラスされてる?

なんかこれ間違いなくグレードアップしちゃってるよ。もはや神器だよ、コレ。


うーん…… べつに出力が上がっても困ることはないんだけどさ。

手に馴染む感覚は変わらないし、威力も抑えたら以前と変わらない状態で扱えると思うし。

なんか必要があった時だけ最大出力を前より出せるようになったと思えば儲け物かなぁ?


「……お、おいっ! 今、どこからそれを取り出したんだ?!」

「メアちゃん、その杖…… なんか凄まじい魔力を秘めてるように感じるんだけど!」

「やべぇ、なんか知らんがそれヤバくねえかっ?!」


神器と化した魔法のステッキに、3人共何かを感じ取ってるみたいだ。

まあ魔法のステッキはあくまでオマケで、価値の真価は私の方なんだけどね?



「行くよ~っ? 魔法少女変身──メタルフォーゼッ!!」


キラキラとしたエフェクトと共に、変身が開始されていく。

服が分解されて再構築されていき、その間の一瞬を光が包み込んでいく。

決めポーズは魔法少女の嗜み、可愛らしいウインクのオマケ付きだよ!


「みんなの願いを叶えるためにっ! 魔法少女メア、ここに見参ッ!!」


決まった~ッ!!

やっぱり魔法少女はこうでなくちゃねっ!!


フリルいっぱいのピンク色ゴシック服に、ミニスカの絶対領域を搭載っ!

ゆるふわのウェーブの掛かった淡い桃色の髪に、お洒落な小帽子とリボンっ!

どうだっ、魔法少女といえば絶対に可愛いと相場が決まってるんだぞ!



「…………えっ?」

「…………はっ?」

「…………はいいっ?」


「「「ええええぇーっ!!?」」」

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