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45話:老人ケアハウス完成

 やがて2015年6月25日、老人施設入居最終日、テレビとFMの地元局とNHKから取材と放送のカメラ、マイクが入り施設長の江成勇三が取材に答えた。今後、どの位までの規模を考えてますかと質問を受け商売になるものでもないですから需要を考え、できるだけ、それに応えようとするだけですと言い人数や抱負は述べなかった。しかし、この放送を聞いて相模原、座間、町田からの反響が大きく入居希望者からの電話がひっきりなしにかかった。電話を受けると詳細はホームページに書いてありますと言い、ご質問は勤務中で忙しいのでメールで、お願いしますと答えた。


 2週間後、相模原の福祉課長が来て補助金を考えるから50人を受け入れて欲しいと要請されたが

、現状から見て追加人数は最大20人までで、それ以上になるとスタッフが確保できないと答えた。やがて開所して夏が過ぎて10月となり、いくつもの問題点が出て対応した。一番の問題は料理の問題で車で10分の農協の食堂で20人分を作ったが想像以上に大変で通常のランチの営業が難しくなった。そこでで応援の臨時アルバイトさんを12人確保をする事にした。


 また運送をパートさんの運転手に、お願いしたが忙しく勇三、自ら運転しなければならない時が多く運転手のアルバイトを2人別に確保した。また風呂、室内、トイレ掃除も人手がかかったが自立生活できる人に極力手伝ってもらった。逆に良かったことは自宅に食べない、お菓子、お茶、その他、飲料、食料の寄付をお願いしたいと入り口に張り出したのを見て差入も含め多くの商品の寄付をもらえるようになった事だ。やがて冬が来て加湿器、大型ファンヒーター、空気清浄機をを大きな部屋に購入した。


 しかし経費節減のため、全て中古販売業者から購入し大型テレビやステレオは地元の人の寄付でいただいた。その他、来春から庭に花壇をつくり入所者の施設スタッフの協力で花を育てる事となった。やがて12月、寒くなって来てアルコール消毒、除菌石鹸で手洗い、うがい薬でのうがい励行させた。熱、咳のでる人の入室を禁止した。しかし12月24日、サンタクロースではなく、インフルエンザがやってきて2人が陽性で病院に入院。熱が38度を超えると近くの開業医へ連れて行くことにし毎食前に検温をしてもらうことをお願いした。


 施設職員にはマスク着用を義務づけ2016年を迎えた。1.2月がインフルエンザの本番で注意し過ぎる程、気を使い1月3人、2月3人の風邪の人、そのうち2人がインフルエンザで入院した。それでも感染が広がることなく済んで2016年3月15日を迎えた。4月になり市役所からもう20人分の受け入れを要請され無利子で資金貸与すると言う条件を出してきた。ちなみに入所希望者が50人も入るので、更に、2年うちに100人の施設を希望したいと言われ、そのための予算も

考えておくと言われた。

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