転生すんの?めんどくせー
うーむ。俺には転生するに聞こえたんだけど、多分聞き間違いだな。
「いいえ、聞き間違いではありませんよ。」
神は微笑みながらこんな言葉を言ってきた。
いやいや、これがよくある異世界転生なんですかねー?そもそも異世界なんて本当にあるんですかねー?まぁいいか。考えるのも面倒だ。どうぞ、説明の続きをしてください。
「あなたがこれから転生し、新たな人生を送ってもらう世界は、ファイルという剣や魔法が使われている世界です。あなたからしてみれば、ゲームのような世界に転生します」
なるほど。これがよくある異世界転生か。こいつは言った。ゲームのような世界に転生すると。
なら、ここはゲームでいう最初にキャラクターの設定を行う場所かな?
「その通りです。新しい自分をつくってもらいます。」
やっぱり設定するのね。めんどくせー。
「ではどの種族で生まれるか選んでください」
目の前に四角いなにかがでてきた。人族とかかいてある。
やっぱり人間以外にもいるんですね。人族、エルフ、ドワーフ、獣人族いろいろあるなー。
決めた。これにしよう。
「俺は魔族に転生する。」
「いいのですか?あなたと同郷の人はみんな人族と選んでますよ。」
「やっぱりクラスの奴も転生すんのね。」
はい、と女神は頷いた。
「クラスの奴は俺が何を選らぼうが関係ないだろ。俺は魔族に転生したい。」
「分かりました。では、職業はどうします?」
職業?戦士とか魔法使いのあれか?
「はい、それです。」
どうしようかな。これは迷うぞ。また四角いなにかが俺の目の前にでてきた。
魔王とかねーかな。うーん。これにするか。
「職業は魔法戦士で。」
魔法戦士の説明欄はこんな感じである。
魔法の使える戦士。専用の武器、魔剣というものを装備して戦う。攻撃力、守備力、魔力、素早さ
全てのステータスが平均より高い。しかし、特に高いステータスがないのが弱点。
全ステータス平均より高いっていいね。