詰み
その日、夢にて天照大神にこのことをどうにかしてくれと頼んでみた。
案の定そのことについては知っていたみたいで、「あの馬鹿どもの騒ぎですね。今対策立ててるところですよ。」と言っていた。
年寄りをバカ呼ばわりって…さすがだな高天原の最高神。
そしてかの神はこう言った。
「こちらでもどうにか対策を立ててくれませんか?出来る限りそれに要するものはこちらで用意しますんで。」と。
翌日、起きてそのグループLINEのトークルームを開くと、様々な対策案が出ていた。
「どうにか余った力を使って延期してもらう」とか、「日本全体を透明なドームで包むように働きかける」など、正に多種多様な案が出ていた。
うーん…どうするか…できる限り力は負担するって言ってたけど、どこまでの範囲なんだろうか。それがブラックボックス化されているために、どうにも策の立てようがない。
そしてこの時、自分が思いついたその場限りの解決策がこれだ。
「…寝るか!」
「わざわざ質問するために寝るって…あなたバカですか?」
それじゃあそれを言うときにどこまでの範囲までか言えよ高天原のs(ry
「まぁ、伝えずにブラックボックス化していた私も悪いですが。」
「で、どこまでがOKなのか教えてください。」
「うーん…大体津波の高さを半分にする程度ですかね。力を削がれた我らは南海トラフ地震を先送りにする力すら残ってないのです。」
…まじか。マジですいません。
「大地の神っていないんですか?」
「居ますけど彼女も同様です。止めようと思えば恐らく日本が終わりますよ。力の使い過ぎで消滅する可能性があるので。」
「消滅したら日本が終わる、といいますと?」
「地面がなくなります。西洋のほうに巨人アトラスという神がいますが、知っていますか?」
「えーと…確か天を常に支えているとかいう巨人ですよね。」
「では、その巨人アトラスがいなくなればどうなると思いますか?」
「…天が落ちる、要は重力がなくなる…とか?」
「それと同じことです。」
あーなるほどね。その大地の神が支えているから地面があるのであって、消滅したらその地面が落ちるから日本が終わると。
「そしてそれを人は何というかわかりますか?」
「詰み…ですね…」
「そうですね。まぁそういうことです。じゃぁ頑張ってください。」
・・・\(^o^)/オワタ




