再び迷宮へ
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俺たちは、第四層へと戻ってきていた。
……そう、あのダンジョンスイーパーから全力で逃げてきたはずのこの階層へ、今度は自分から向かってるってんだから、皮肉なもんだ。
「今回は逃げ場はないからね。真正面から突破するしかないよ」
リーゼロッテは軽く拳を握りながら言った。妙に気楽そうなのが逆に怖い。
「ところでさ、リーゼロッテ。ドラゴンって、俺にとっては天敵みたいなもんなんだろ?」
「うん、あいつらの鱗や爪、牙には魔力がコーティングされてるんだ。だから、アンタみたいな物理無効の霊体でも、すり抜けることができない。下手したら、ブレスはもちろん、ちょっとした引っ掻きでも当たったら即死だね」
「そんな怖いことをさらっと言うなよ……。うーん、新しいスキルを覚えたからって、圧倒できる相手ではないね…」
「あの時使ってたスキル、ソウルタッチっていうの?どんな効果なの?」
リーゼロッテの問いかけに、俺は右手をじっと見つめる。
「右手にオーラを纏わせて……見えるんだよ。相手の体の中に白い炎が。それに触れると……MPを吸収できる。精神にもダメージが入るみたいだ。祟りっぽい、接触スキルだな」
「……そんなスキル、聞いたことないよ。とんでもない力じゃないか。それ、スペクターだから持ってるスキルなのかもね」
「リーゼロッテは、スペクターって見たことある?」
「実物はないね。でも、噂では聞いたことがあるよ。ただの死霊じゃなくて、精霊に近い存在らしいよ。まぁ、あくまでアンデッドだけど」
「精霊に近い、か……」
ふと、これまでのことが頭をよぎる。
生き返ってから、見境なく魔物を祟り、敵対する人間をも殺してきた。
……そんな俺が“精霊に近い存在”になったのか?
ピンと来ねぇ。
(てか、俺……なんでこんな命賭けて武者修行してんだっけ……人間に戻りたいわけでも……なかった気がする……)
モヤモヤした思考が浮かんでは消えそうになったところで、横から声が飛んできた。
「まぁ、なっちまったもんは仕方がないさ。アンタはしっくりきてないみたいだけど、私も人間の顔、取り戻したいよ」
そう言って、リーゼロッテは首のない首元――ぽっかり空いた空洞を指差した。
「そっか……リーゼロッテも、昔は人間だったんだよな」
「遥か昔すぎて、自分の顔なんて、もう忘れちゃったけどね」
苦笑いする彼女に、何か言おうとしたその時だった。
――ゴゴゴッ……と重々しい音が鳴り響き、目の前の石壁が静かに開いていく。
「ビュオオォッ!」
開いた隙間から、突風が吹き抜ける。
「この先に……ダンジョンスイーパーがいるみたいだね」
「もう着いちまったのか……作戦はどうする?」
そう尋ねる俺に、リーゼロッテはガシャンと拳を合わせて、力強く言い放った。
「決まってるでしょ!ボッコボコにして、そのスキに突破だよ!」
「だからその“方法”を聞いてんだってばぁぁぁ!!」
俺のツッコミを背に、リーゼロッテは叫び声と共に走り出した。
「ウオオォォォォ!!」
「おい待てって!作戦になってねーだろそれぇ!!」
結局、俺もその後を追うしかなかったのであった――。
──つづく──
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