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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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再び迷宮へ

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

挿絵(By みてみん)


 俺たちは、第四層へと戻ってきていた。


 ……そう、あのダンジョンスイーパーから全力で逃げてきたはずのこの階層へ、今度は自分から向かってるってんだから、皮肉なもんだ。


 「今回は逃げ場はないからね。真正面から突破するしかないよ」


 リーゼロッテは軽く拳を握りながら言った。妙に気楽そうなのが逆に怖い。


 「ところでさ、リーゼロッテ。ドラゴンって、俺にとっては天敵みたいなもんなんだろ?」


 「うん、あいつらの鱗や爪、牙には魔力がコーティングされてるんだ。だから、アンタみたいな物理無効の霊体でも、すり抜けることができない。下手したら、ブレスはもちろん、ちょっとした引っ掻きでも当たったら即死だね」


 「そんな怖いことをさらっと言うなよ……。うーん、新しいスキルを覚えたからって、圧倒できる相手ではないね…」


 「あの時使ってたスキル、ソウルタッチっていうの?どんな効果なの?」


 リーゼロッテの問いかけに、俺は右手をじっと見つめる。


 「右手にオーラを纏わせて……見えるんだよ。相手の体の中に白い炎が。それに触れると……MPを吸収できる。精神にもダメージが入るみたいだ。祟りっぽい、接触スキルだな」


 「……そんなスキル、聞いたことないよ。とんでもない力じゃないか。それ、スペクターだから持ってるスキルなのかもね」


 「リーゼロッテは、スペクターって見たことある?」


 「実物はないね。でも、噂では聞いたことがあるよ。ただの死霊じゃなくて、精霊に近い存在らしいよ。まぁ、あくまでアンデッドだけど」


 「精霊に近い、か……」


 ふと、これまでのことが頭をよぎる。

 生き返ってから、見境なく魔物を祟り、敵対する人間をも殺してきた。

 ……そんな俺が“精霊に近い存在”になったのか?


 ピンと来ねぇ。


 (てか、俺……なんでこんな命賭けて武者修行してんだっけ……人間に戻りたいわけでも……なかった気がする……)


 モヤモヤした思考が浮かんでは消えそうになったところで、横から声が飛んできた。


 「まぁ、なっちまったもんは仕方がないさ。アンタはしっくりきてないみたいだけど、私も人間の顔、取り戻したいよ」


 そう言って、リーゼロッテは首のない首元――ぽっかり空いた空洞を指差した。


 「そっか……リーゼロッテも、昔は人間だったんだよな」


 「遥か昔すぎて、自分の顔なんて、もう忘れちゃったけどね」


 苦笑いする彼女に、何か言おうとしたその時だった。


 ――ゴゴゴッ……と重々しい音が鳴り響き、目の前の石壁が静かに開いていく。


 「ビュオオォッ!」


 開いた隙間から、突風が吹き抜ける。


 「この先に……ダンジョンスイーパーがいるみたいだね」


 「もう着いちまったのか……作戦はどうする?」


 そう尋ねる俺に、リーゼロッテはガシャンと拳を合わせて、力強く言い放った。


 「決まってるでしょ!ボッコボコにして、そのスキに突破だよ!」


 「だからその“方法”を聞いてんだってばぁぁぁ!!」


 俺のツッコミを背に、リーゼロッテは叫び声と共に走り出した。


 「ウオオォォォォ!!」


 「おい待てって!作戦になってねーだろそれぇ!!」


 結局、俺もその後を追うしかなかったのであった――。


──つづく──

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― 新着の感想 ―
今まで静読させていだ抱いてましたが、盛り上がりにより思わず感想を書かせていただきました。 これからも楽しみにしてます、応援してます。
2025/07/03 23:06 のんちゃん
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