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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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死霊の王

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

挿絵(By みてみん)


 禍々しい魔力の奔流と共に棺が開き、中からローブを纏った骸骨の姿がゆっくりと浮かび上がった。


 その目は紫色に輝き、知性と威厳を宿した声が空間を震わせる。


「……死者の侵入か。愚かなる魂どもよ」


「リッチ……」


 リーゼロッテが低く呟く。


 俺もゴクリと唾を飲み込み、すかさずステータスを確認する。


――――――――――

【ステータス確認】

名前:しつこいトオル(ゴースト)

レベル:9

HP:24/24 MP:63/63

スキル:

《祟り》《ダークボール(Lv7)》《鬼火》《影移動》《透明化》《観察》他

――――――――――


(今の俺で、どこまで食らいつけるか……)


 その時、リッチがゆっくりと両腕を上げた。空間に黒い瘴気が渦巻き、足元に魔法陣が浮かび上がる。


「出でよ、我が眷属──《レイス・サーヴァント》」


 ボロ布のような黒い霧の身体、にじむような顔、広がる霧の腕。

 滑るように現れた二体の霊体が、俺たちを挟むように配置される。


「くっ……3対2か。数でも押してきやがった」


「私がリッチを引き受ける。トオル、レイスを頼む!」


「お、おう!」


 リーゼロッテは軽やかに跳躍し、リッチと剣戟を交える。

 魔力のこもった骨の指先と、鉄拳が激しくぶつかり合う。


 その隙に俺はレイス二体の相手へと向かう。


 そんな俺を牽制するように二体は腕を広げ、衝撃波を放ってきた。


 やはり、攻撃方法は衝撃波か…あいにく、ジェンキンス戦で予習済みだぜ!間合いを見切って避けるトオル。


「まずは距離を詰めさせて──」


――――――――――

【スキル発動:《ダークボール》】

【MP:63 → 60】

――――――――――


 影の弾を足元に撃ち、左右から接近してくるレイスを誘導する。

 思惑通り、二体は俺の位置を挟むように距離を詰めてきた。


 次の瞬間、二体のレイスが同時に腕を広げる。


(来るっ……衝撃波か!)


「リーゼロッテ! こっちを向いてくれ!」


「っ!? 今──」


 リーゼロッテがこちらを一瞬だけ振り返った。


――――――――――

【スキル発動:《影移動》】

【MP:60 → 52】

――――――――――


 彼女の足元の影に瞬間移動。

 その瞬間、レイス二体の衝撃波が炸裂。


「ギャァァァア……!」


 互いに直撃し、苦悶の叫びを上げるレイスたち。


「今だ──っ」


――――――――――

【スキル発動:《祟り》】

【MP:52 → 49】

――――――――――


 呪いのオーラがレイスたちの霊体を蝕む。


――――――――――

【スキル発動:《ダークボール》】

【MP:49 → 46】

――――――――――


 一体の顔面へ直撃! そのまま──


――――――――――

【スキル発動:《ダークボール》】

【MP:46 → 43】

――――――――――


 二体目の顔面にも命中! 呻き声と共に二体は霧散し、虚空に消えていった。


 その瞬間──


――――――――――

【レベルアップ】

名前:しつこいトオル(ゴースト)→ レベル10

【HP:24 → 26】

【MP:63 → 70】

――――――――――


 俺の体を中心に、空間の霊的エネルギーが渦を巻くように集まり始めた。


(……これは──)


 進化の兆し。


 白い霧が体を包み、スキルリストが一瞬バグったように揺らぐ。


 戦闘の最中だというのに、俺の肉体──いや、霊体が変わろうとしていた。


 「や、やべえ!俺…進化する!」


 「今ぁぁ!?」


 その様子を見て、リッチが口元を吊り上げたように見えた。


「ほう……進化するのか。我が輩がそれをみすみす見逃すとでも…?」


 


つづく


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